ここから本文です

三菱製鋼が新中計、「特殊鋼」「ばね」でシナジー追求。素形材を「第3の柱」に

鉄鋼新聞 5月27日(金)6時0分配信

 三菱製鋼(社長・佐藤基行氏)は2016年度を初年度とする中期経営計画を策定、26日発表した。(1)特殊鋼事業とばね事業のシナジー効果を強みにグローバル展開する(2)素形材事業を3本目の柱にすることを目標に上流・下流取り込みのためのM&A、自動車用途拡大に取り組む―により20年度に売上高1700億円(15年度は1065億円)、海外売上高比率47%(同38%)、経常利益85億円(同33億円)を目指す。

 特殊鋼事業では室蘭特殊鋼に3年間(16~18年度)で約90億円を投じ老朽設備更新・戦略投資を行う。19年度以降は室蘭コンビナートのコストダウン・生産性向上・品質向上のための設備投資を検討する。
 海外展開ではインドネシアの鋼材生産拠点の能力増強、北米・インドへの進出を具体的に進め、サプライチェーンを構築する。
 ばね事業では(1)インドネシアでの鋼材からの一貫生産による板ばねのグローバル拡販(2)メキシコ拠点の早期立ち上げ、欧州への進出、M&Aも視野に入れた拠点拡大による巻ばね・スタビライザーのグローバル供給網構築―を進める。
 素形材事業では(1)材料から組み立てまでの一貫モデル構築に向けた特殊溶解炉の新設・増設(VIM設備新設によるマスターヒート・精密機械加工品用素材の一貫モデル化、粉末用ガスアトマイズ量産炉新設、水アトマイズ溶解炉増設)やM&Aも視野に入れたターボチャージャー市場における一貫モデルの強化に取り組む。

最終更新:5月27日(金)6時0分

鉄鋼新聞