ここから本文です

AR(拡張現実)とウェアラブルで テクノスポーツの市場を切り拓く

SENSORS 5月27日(金)13時0分配信

実際にかめはめ波を撃ってみたい! 魔法を使いたい!
幼少の頃に誰もが抱いた夢をウェアラブルデバイスとAR(拡張現実)で実現してしまったのが株式会社meleap(メリープ)が開発した「HADO(ハドー)」です。エンタテイメント界で大きな期待を集める同社には、協業の話も多く持ち込まれているといいます。“テクノスポーツ“という新たな市場の創出を目指す福田浩士(ひろし)氏に、今後の展望やコラボレーションのあり方を伺いました。

ダムや大きな吊り橋のように、「大きな身体」をつくってみたい

--福田CEOは東京大学の大学院からリクルートへ就職し、2014年にmeleapを起業したんですね。

明治大学を卒業後、東京大学の大学院に入学し、意匠設計を研究しました。東大は多彩な人材がいるので、とにかく入ってみたいと思っていて、在学中は他学部の授業を受けられるのもメリットでしたね。

修士課程を終え、不動産開発業者への就職という道も考えましたが、私は常にダムや大きな吊り橋のように土木的なスケール感で意識を飛ばしたい、身体を拡張したいとの思いを実現できないと感じ、違う分野に行くことにしました。

リクルートに入ったのは、将来は起業するだろうとの思いから営業の基礎を学びたいとの思いがありました。入社後は注文住宅分野の営業をしていましたね。在職していたのは1年半でしたが、ここで学んだことは数多くあり、今も役に立っています。

--リクルートを辞めた後、すぐに起業しようと思ったのですか?

「リアル×バーチャルで面白いことをしたい」という目標だけを掲げ、新木仁士(現CTO=最高技術責任者)と一緒にmeleapをとりあえず立ち上げました。2014年1月のことです。

最初はARを使った「ぐりぐりARカードゲーム」や「プロジェクションペット」など、ARを使ったさまざまな開発プロジェクトに挑戦していくなかで、HADOが生まれました。

HADOはモーション認識やAR、画像処理の技術を組み合わせて生み出したシステムです。プレイヤーがHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を頭からかぶることで、実際に体を動かして「かめはめ波」のような“技“を発動させたり、フィールドを動き回って相手を攻撃したり、自らの陣地を守ったりします。

ゲームというよりも、スポーツに近い感覚なので、われわれはこれを「テクノスポーツ」と呼んでいます。HADOの技術は1年以上にわたって開発を続けてきましたが、今年の夏ごろにようやくサービスとして提供できるレベルに達しました。

1/2ページ

最終更新:5月27日(金)13時0分

SENSORS