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JOGMEC、沖縄伊是名海穴の海底熱水鉱床の資源量740万トン確認

鉄鋼新聞 5月27日(金)6時0分配信

 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は26日、沖縄海域・伊是名海穴の海底熱水鉱床の資源量として740万トンを確認したと発表した。海底資源調査船「白嶺」による深部ボーリング調査で海底熱水鉱床の深部への連続性が確認できたことなどから13年に公表していた資源量(340万トン)から2倍以上に増加した。このほか、伊豆・小笠原海域では10万トンの海底熱水鉱床を確認。沖縄海域久米島西方沖でのボーリング調査では下部に鉱床が連続することを確認した。

 伊是名海穴「Hakureiサイト」は、08年度から実施した121孔のボーリング調査結果をもとに、海底表層部のマウンド(丘状の地形)の資源量を340万トンと算定し、13年に公表していた。今回公表した資源量は12年から新たに実施した55孔のボーリング調査結果を踏まえて算定したもの。同調査ではマウンドの深部方向への連続性を把握するとともに、マウンド周辺部の泥質堆積物の下にも層状の下部鉱体が存在していることを確認した。資源量はマウンド鉱体390万トン、下部鉱体350万トンの計740万トン(品位・銅0・41%、鉛1・44%、亜鉛5・75%、金1・45グラム/トン)と算定した。
 このほか、伊豆・小笠原海域ベヨネース海丘「白嶺鉱床」では08年度以降に実施した41孔のボーリング調査結果から海底表層部のチムニー(海底熱水活動で生成された柱状の構造物)やマウンドの資源量を10万トンと算定。久米島沖「ごんどうサイト」では15年度に実施した9孔のボーリング調査で深部方向に最大幅42メートルの銅に富む鉱床の連続性を確認しており、今後も引き続き調査を進めて資源量評価を行う計画。同サイトのボーリングコア153試料の平均品位は銅3・38%、鉛2・39%、亜鉛6・39%、金0・97グラム/トンだった。

最終更新:5月27日(金)6時0分

鉄鋼新聞