ここから本文です

修学旅行「2年目」も好調 新幹線効果持続、工芸と自然体験

北國新聞社 5月27日(金)2時57分配信

 県と金沢市の誘致により、修学旅行で石川に来訪する県外の学校が今年度、過去最多となった昨年度の20校を上回る25校になる見通しとなった。北陸新幹線による交通アクセスの向上に加え、伝統工芸と自然が一度に体験できると好評で、県は開業2年目も依然石川への注目度が高いとみて、さらなる誘致に取り組む。25~27日は千葉県船橋市の船橋中3年生約360人が金沢や能登を巡っている。

 県によると、今年度に石川への修学旅行を企画しているのは26日現在、小学校2校、中学校12校、高校8校、特別支援学校3校となっている。人数は4168人で、昨年度から1242人増える。25校のうち23校は首都圏となる。

 昨年度に修学旅行で石川を訪れた学校からは、兼六園、金沢城公園、輪島市の国名勝「白米(しろよね)千枚田」などの自然豊かな名所に加え、金箔(きんぱく)貼りや和菓子作り体験などが好評という。

 修学旅行先として、全国的には中学は京都・奈良、高校は北海道や九州が多い。修学旅行で楽しい思い出がある土地には、大人になって繰り返し訪れる人が多いとされることから、県と金沢市は北陸新幹線開業に向けて、2008年度から大都市圏での誘致を進めてきた。

 学校側が修学旅行の行き先を一度変更した場合、3年程度は継続して同じ場所を訪れる傾向があり、県は今後も修学旅行での来県が増加するとみている。

 25日は、北陸新幹線に乗ってJR金沢駅に到着した船橋中生徒を、県のマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」が出迎えた。生徒は観光ボランティアガイド「まいどさん」の案内を受け、兼六園や金沢21世紀美術館の見学、伝統工芸体験を満喫した。

 一行は2泊3日の日程で七尾市和倉温泉の旅館に連泊する。辻井康太さん(3年)は「金箔や漆を使った箸をお土産に買いたい。能登の塩田や棚田を巡るのが楽しみ」と声を弾ませた。

北國新聞社

最終更新:5月27日(金)2時57分

北國新聞社