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害虫、触れずに除去 加賀の坂井さん考案、計量カップで器具

北國新聞社 5月27日(金)2時57分配信

 県の委嘱を受けて林業の指導に当たる県指導林家(りんか)の坂井秀樹さん(66)=加賀市日谷町=が、植物に付いた虫を簡単に取り除くことができる「害虫キャッチャー」を考案し、特許を取得した。毛虫をはじめ、テントウムシなどの羽虫やアブラムシなどの害虫を、手で触れずに捕殺できる。坂井さんは虫が苦手な子どもや女性にもこの品を使って家庭菜園を楽しんでもらいたいと期待している。

 害虫キャッチャーは、ステンレス製の計量カップにふたを取り付けた器具。カップの中に水で薄めた台所用洗剤を入れ、ふたとカップの縁で虫が付いている葉を挟んですべらせると、害虫を捕殺できる。

 坂井さんによると、驚くと降下する習性がある羽虫は、キャッチャーで挟むだけで自ら液体に入り、動けなくなるという。

 坂井さんは無農薬栽培に関心を持つ人が増えているが、虫を手軽に取ることができる道具がないと感じ、近くに住む農業中村義隆さん(67)にアドバイスをもらいながら3年間、試行錯誤を繰り返してきた。

 約500平方メートルで枝豆やスイートコーンを栽培する中村さんは「カメムシを簡単に捕まえることができるようになった。とても役立つ器具だ」と話す。

 坂井さんは「農薬を散布しなくても、植物の生育を手助けできる。大勢の人に園芸を楽しんでもらいたい」と話した。今後、自宅で製作し、商品化する予定だ。

北國新聞社

最終更新:5月27日(金)2時57分

北國新聞社