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糸満市公設市場建て替えへ 魅力残し観光コーナーも

沖縄タイムス 5月28日(土)10時43分配信

 糸満市民の台所として親しまれる市公設市場について市は本年度、老朽化した建物を観光客も呼び込む施設として改築する方針だ。7月にも実施設計費の約1千万円に対して原則8割を補助する国の一括交付金適用を申請、9月ごろ可否が決まる見通し。
 鮮魚や精肉、衣料、雑貨などの27店が営業する公設市場の店舗棟はA・B・Cと3棟あり、いずれも築約40~50年と老朽化している。市によると、コンクリート製の天井がはがれたり外壁に亀裂が入ったりして傷み、耐震基準も満たしていない。
 市の計画ではB・C棟は一つにまとめて鉄骨造りの地上1階建て、延べ床面積約1100平方メートルに改築。新たに公募する店を含めて2017年度にも再スタートする。A棟は現在入っている店を集めて改築中の営業継続に使い、新市場の完成後に解体して約40台分の駐車場にする。
 新市場には、観光客向けに買った食材をすぐ調理するコーナーや地元住民と交流できる広場などを設ける。会話も楽しめる相対売りの商慣習とともに、地場産品の魅力を伝えることを目指す。
 市は一括交付金の申請が通り次第、実施設計に着手。来年度で着工、完成まで進めるという。
 市によると、公設市場は戦後、一帯に広がった露店や市場を衛生管理するために集約して始まった。郊外型の大型店舗進出などを背景に、20年以上前から活性化のための再整備計画が何度か出たが資金面の問題をクリアできず、実現しなかった。今回の改築基本計画はことし1月にまとまった。

最終更新:5月28日(土)11時11分

沖縄タイムス