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軽スポーツモデルの真打、「スズキ アルトワークス」の実燃費を測ってみた【燃費レポート】

オートックワン 5月28日(土)14時38分配信

今回、燃費テストを実施したのは「アルトワークス」。

ワークスはターボRSに対し若干トルクアップされたエンジン(最高出力64ps、最大トルク10.2kgm)に、1速から4速のギア比をクロスさせシフトフィールにもこだわった5速MT(ターボRSに対し変速スピードを早めるなどの専用チューニングを施した5AGS、4WDも設定)を組み合わせたほか、専用チューニングのサスペンション、電動パワーステアリングのセッティング変更、リム幅を広げたアルミホイールを装着。さらにインテリアもレカロシートを装備するなどしてドライバーの気分を盛り上げる演出を施している。

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カタログに載るJC08モード燃費は、アイドリングストップに代表される燃費向上に寄与する目立ったデバイスはないものの、FFの5速MTは670kgというアルトならではの軽さを生かして「23.0km/L」という値を誇る。

今回の燃費テストでは、ワークスのFF+5速MT(JC08モード燃費23.0km/L、150万9,840円)を起用。テストは午前7時に開始し、午後3時頃に帰京するというスケジュールで実施。

天候は終日晴天。燃費テストは少々旧聞となる今年1月に実施したため、気温は最低気温0度、最高気温9度という寒さで、交通状況は平均的な流れであった。

スズキ アルトワークス燃費レポート/高速道路編

アルトワークスは乗ってみるとイメージから予想される通りの実に痛快なホットハッチである。

まず動力性能はスポーツエンジンらしいフィーリングでターボラグもなく、スタートでアクセルを踏んだ瞬間から常にモリモリとしたトルクの太さが全域で感じられるのに加え、3000回転以上ではターボエンジンらしいパンチも加わり、やる気満々といった印象だ。

高回転域のエンジンフィールは、7000回転のレッドゾーン付近で爆発的なパワー感を伴いながら回るタイプではないものの、レッドゾーンまでパワーが落ちることなくシッカリと回る点には好感が持てる。

絶対的な動力性能も車重が670kgと軽いこともあり、アクセルを踏めばガンガンスピードが乗るためほとんどの人が「速い」と感じるに違いない。

なおトップギアとなる5速100km/h走行時のエンジン回転数は、クロスされたギア比ということもあり現代の車では珍しく、高回転の4000回転を少し切るあたりであった。そのため高速巡航中の音はうるさく、燃費面でもマイナスではあるが、代わりに5速80km/h程度あたりからでもアクセルを踏めば即加速体制に入り追い越し加速を済ませられるというフレキシビリティを得ていることも事実で、アルトワークスのキャラクターを考えれば許容できる。

しかしながら、高速巡航中はエンジン回転数を抑え静粛性と燃費に好影響を与える6速ギアか、クルーズコントロールを装着することで巡航スピードを抑える、もしくは両方を装備し、高速巡航中の静粛性・燃費を向上させる、といったことがなお望ましい。

高速道路での燃費は21.0km/Lを記録した。巡航回転数の高さという不利がありながらリッター20kmを超える燃費を記録した要因はズバリ670kgという車重の軽さだろう。

スズキアルトワークス高速道路における実燃費/ 21.0km/L

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最終更新:5月31日(火)11時42分

オートックワン