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無許可で性的不能治療薬を販売 顧客2万人、8億売上か 入手容易な韓国から輸入

千葉日報オンライン 5月28日(土)10時35分配信

 韓国から輸入した性的不能治療薬を無許可で販売したなどとして、千葉県警生活経済課と千葉西署、生活安全特捜隊は26日、医薬品医療機器法違反(無許可販売、販売目的貯蔵)の疑いで、健康サプリメント販売会社「ウィンロード」(解散)の元会長、三上孝則容疑者(63)=浦安市高洲4=と元社長、安藤久容疑者(51)=市川市八幡3=ら同社の元社員5人を逮捕した。同社では2010年6月ごろから違法に入手した治療薬を全国の顧客約2万7500人に販売、総額約8億5千万円を売り上げていたといい、県警で裏付け捜査を進めている。

 ほかに逮捕されたのは、いずれも元社員の江川啓太郎(44)=東京都練馬区、寺村昭雄(66)=同足立区、武藤博美(62)=大網白里市南飯塚=ら3容疑者。

 逮捕容疑は共謀し、医薬品販売業の許可を受けず、架空会社「ボゴ通商」を名乗り昨年2月16日、都内の会社員男性=当時(49)=に、医薬品のシルデナフィルを含有する「イエローキャブ」と称する錠剤10錠を8720円で販売。販売目的で同年9月18日、市川市八幡3の同社内で、同成分を含む錠剤1884錠を無許可で保管した疑い。三上容疑者ら4人は容疑を認め、武藤容疑者は「違法だとは知らなかった」と否認している。

 同課によると、同社では当初、インターネットで販売していたが、その後“名簿屋”から入手した名簿を使い、全国の顧客にダイレクトメールを発送して販売。韓国で買い付けた錠剤を「イエローキャブ」「スクリュードライバー」などと称して再包装し、正規品よりも安くしていた。顧客は全国に実数で約2万7500人。リピーターもいて、10年6月~昨年9月で約84万錠を販売していたとみられる。

 錠剤は韓国内では容易に入手できるといい、国内の顧客にこれまで、大きな健康被害は出ていないという。14年10月、同社の元社員から同署に「違法に薬品を販売している」と情報提供があり発覚した。県警は昨年9月、同社事務所などを捜索し錠剤約2万3千錠を押収。県警が押収した性的不能治療薬としては過去最大という。

最終更新:5月28日(土)10時35分

千葉日報オンライン