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「涙が出そうになった」オバマ大統領の広島訪問。人々から溢れ出る思い

BuzzFeed Japan 5月28日(土)11時20分配信

原爆投下から71年。5月27日、初めてアメリカの現職大統領が広島にやってきた。

オバマ大統領が訪れた平和記念公園の周囲に集った人々、そして、この日を待ち望んだ被爆者の多くは、直接、オバマ大統領を見ていない。それでも、広島は人々の熱気に満ちていた。
【BuzzFeed Japan / 籏智広太、山光瑛美】

「ようこそ」「ありがとう」

交通規制が敷かれた平和記念公園周辺の沿道。スマートフォンでテレビ中継を見る人、子どもを肩車する人、胸に手を当てる人。それぞれが、オバマ大統領の姿を一目だけでも見ようと、集まっていた。

「ようこそ」「ありがとう」。大統領を乗せた車列が通りすぎた瞬間、歓声があがった。

「これで核がなくなればいい」

沿道にいた男性(87)は、オバマ大統領が通り過ぎた瞬間、涙ぐみながら「これで、戦後が終わった」と呟いた。数回瞬いて、ほほえむ。「謝らんでもええ。過去の敵は、未来の味方。これで核がなくなればいい」

仕事を休んできている人もいた。こちらも沿道にいた女性(50)は「歴史的な瞬間だから、同じ空間にいて、自分の目にとどめておきたかった」。

BuzzFeed Newsは、この日を迎えた広島の人たちに話を聞いた。

「涙が出そうになった」

広島女学院高校3年生の並川桃夏さん(17)は、慰霊碑に手向ける花束をオバマ大統領に手渡した。

「花束を渡す時に目が合った。優しい顔でほほえんでくれた。被爆者と話している姿を見て、涙が出そうになった」

並川さんと同じ、高校生団体「ユース非核特使」のメンバーで、修道高等学校3年生の田中光太さん(17)は「もっと多くの人が核兵器の廃絶について関心を持ってほしい」と語った。

「今日も供養塔へ」

原爆で亡くなった7万人の遺骨をまつる供養塔。広島市安佐北区の武田京子さん(49)は、27日の午前、平和記念公園の片隅にあるその場所で、ひとり手を合わせていた。

祖父は原爆投下直後に広島入りし、白血病で苦しんだ末、自ら命を絶っていた。そのことを武田さんは、10年前まで知らされていなかった。

「原爆は亡くなった人だけではなく、遺された家族をも傷つける」

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最終更新:5月28日(土)11時20分

BuzzFeed Japan

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