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ウイリアムズ姉妹の長い戦い [全仏テニス]

THE TENNIS DAILY 5月28日(土)14時0分配信

 フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日~6月5日)の女子シングルス2回戦。最初に勝利したのは、世界ランク81位のティアナ・ペレイラ(ブラジル)を6-2 6-1で下したセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)。そのすぐあとに、セレナの姉ビーナスが同じコートに現れ、妹と同じスコアで勝利を収めた。相手は20歳のルイーザ・チリコ(アメリカ)だった。

「ちょっと現実離れしている感じがするわ。とても長い時間が経っているから。彼女たちは20年近く第一線でプレーしているんだもの。同じコートだから移動しなくて済んだのはありがたいわ(笑)。スコアがまったく同じで、それを目の前で見られたのはうれしい」
 どちらの試合もスタンドで観戦した、ふたりの姉であるイーシャ・プリンスが語った。

 2002年のロラン・ギャロス決勝で、5人姉妹のうちの2人が対戦した。それ以降、パリでは2人の対戦は一度も行われていない。もうすぐ36歳になるビーナスがクレーコートを少し苦手にしていることも無関係ではないだろう。チリコを54分で片づけたビーナスの3回戦進出は、2010年以来のこととなる。ちなみに昨年覇者のセレナはぺレイラを66分で片づけた。

 2人の対決が久しぶりに見られるかもしれないと周囲が盛り上がる一方で、2人は冷静だ。

「私たちは自分の試合に集中しているの。もしかしたら数年後に“あのときはすごかったね”と振り返るかもしれないけど。でも今はコートに出て勝つことに集中しているの」と34歳のセレナは言う。

 ビーナスもセレナに同意している。
「目の前の試合に集中している。私たちの仕事は一つでも多く勝って、次のステージに進むことなの。セレナと対戦することの素晴らしさよりも、目の前の試合に勝つことに集中しているわ」

 それぞれ、あと3回勝利すれば、準決勝でウイリアムズ姉妹対決が実現する。すでに第3シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、第5シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が敗退したことで、その可能性は高まっていると言える。

 準決勝で対決すれば、7年ぶりとなる。ただし、昨年9月の全米オープン準々決勝ではセレナがビーナスを倒した。そのセレナが、もし今大会で優勝すれば、グランドスラム優勝回数トップのシュテフィ・グラフ(ドイツ)が持つ「22」の記録に並ぶことになる。(C)AP (テニスデイリー/THE TENNIS DAILY)

セレナとヴィーナスが同スコアの圧勝で3回戦進出 [全仏オープン]

Photo: PARIS, FRANCE - MAY 25: US's Serena Williams (L) and US's Venus Williams (R) celebrate after a point during their women's double first round match against Jelena Ostapenko of Latvia and Yulia Putintseva of Kazakhstan at the French Open tennis tournament at Roland Garros in Paris, France on May 25, 2016. (Photo by Mustafa Yalcin/Anadolu Agency/Getty Images)

最終更新:5月28日(土)14時0分

THE TENNIS DAILY