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最年少加賀とびデビュー、石引分団・岡野さん 百万石まつりで演技

北國新聞社 5月28日(土)3時2分配信

 4日に市中心部で行われる金沢百万石まつり「加賀とび行列」で、市第1消防団石引分団の岡野拓海さん(20)が同分団史上最年少の「演技者」としてデビューする。小学生で基礎を学び、昨年から本格的に練習、4月に公の場で技を披露できる念願の「演技者」に昇格した。分団を率いてきた父の後を継ぎたいと練習に励む姿を、関係者は温かく見守っている。

 行列当日、石引分団は金沢城公園で3分半、演技を披露する。岡野さんは難易度の高い「八艘(はっそう)飛び」「鶯(うぐいす)の谷渡り」など25演目前後に挑む。

 岡野さんは同分団で部長を務める父・純一さん(49)のすすめで小学4年から、子ども用の高さ4メートルのはしごを使ってはしご登りの基本を習得した。

 小学校卒業後、中断していたが、父や団員の演技に憧れて、昨年、同分団に入団し、練習生として特訓を受けた。今年4月、市第1消防団の指導者が25種類の演技を審査する「見極め」を受けて合格、公の場で演技することを認められた。

 同分団によると、まつりの演技者のほとんどは20代後半以上の大人だという。若手も頑張っていることをたくさんの人に見てもらおうと、同分団が、岡野さんの行列への参加を決めた。

 度胸があり、覚えも早いと評判の岡野さんは、さらに難易度の高い技を覚えるため、妙技「猿の子」に挑戦している。純一さんは「ベテランの演技を見せてもらって技を磨いて、伝統をつないでほしい」と期待を寄せている。

 介護士として働く日々の中で、はしご登りの練習に時間を割くのは苦にならないという岡野さん。「一つ一つの演技を一生懸命やって、はしご登りを知らない人に感動を与えたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5月28日(土)3時2分

北國新聞社