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悪夢の2006年に似てきた7連敗の巨人に打つ手はないのか?

THE PAGE 5月29日(日)11時0分配信

 巨人が28日の阪神戦で逆転負けを喫して10年ぶりの7連敗。3回に阪神の守備の乱れから2点を先制したが、先発の今村が踏ん張れず、4回にゴメス、原口、ヘイグ、新井に4連打を浴びて逆転を許して、最終回には、ストッパー不在の阪神が繰り出した藤川を攻めたが、決定打は奪えず力尽きた。

 借金「2」で5位だが、5月の成績だけを見れば、7勝14敗で最下位である。

 7連敗の内容を見ると先発がクオリティスタートを守れずに崩れたのは、この日の今村も含めて、高木、内海、田口の4試合、21日の中日戦では、今村は6回1失点でゲームを作ったが、2番手の田原がゲームを潰した。26日の広島戦では復帰した大竹が6回3失点、27日の阪神戦はエースの菅野が7回1失点の好投をしたが、打線が沈黙した。この7試合の1試合平均得点が「2」でギャレットは連敗した22日の中日戦の後に2軍落ち、アンダーソンを代わりに使い、27日の阪神戦からは岡本をスタメン抜擢したが、起爆剤にはならない。投打のバランスは最悪で、手の打ちようのないまま負けているのが実情である。

「先発でゲームを作れているのが菅野だけ。昨年も苦しんだ打線にはクルーズ、ギャレットと2人が加わったが、ギャレットは対応できず、クルーズ一人では、マークが厳しくなる。ピッチャーと4番が不在では、投打のバランスを整えることは難しく、ベンチに勝てというほうが無理。私は、開幕前の順位予想で巨人を5位としたが、状況としては、2006年に連敗していたチームに似ているのかもしれない」とは、評論家の池田親興氏の見立てだ。

 7連敗は、2006年の7月以来。確かに、この年の巨人に似ている。
 新監督の就任の初年度、故障者、打撃不振、エースの孤軍奮闘……。嫌な兆候だ。

 2005年は、堀内監督が率いたが5位に終わって退任、清原、ローズらがチームを去った後に、原監督が復帰して、西武から豊田、オリックスからパウエル、ロッテからイ・スンヨプなどを補強して、18勝6敗2分と開幕ダッシュに成功したが、小久保、阿部、高橋由ら故障者が続出すると同時に点が取れなくなり、6月に8連敗、31年ぶりの10連敗と、2度の大型連敗をしでかして、7月には、また9連敗を喫している。この9連敗時も、平均得点が1.9と打線が低迷。その間、5点を取った試合もあったが、現在、ソフトバンク監督の先発、工藤が崩れるなど投打のアンバランスに苦しむ。テコ入れのためにトレードで故・木村拓也を獲得して1番に起用。元阪神でメジャーに復帰したアリアスも緊急獲得して、この連敗の最中に参戦させたが、打線を元気づけるどころか、結果を出せずに、わずか17試合でメンバーから外された。上原が孤軍奮闘していたのも、今の菅野の姿に重なる。結局、6月は6勝19敗で最下位に転落、シーズンは2連続Bクラスの4位で終わっている。
   

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最終更新:5月29日(日)12時8分

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