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セレナがムラデノビッチを倒し、因縁の対決へ [全仏テニス]

THE TENNIS DAILY 5月29日(日)19時12分配信

 フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日~6月5日)の7日目。

 第1シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は2時間半にもおよぶ激しい雷雨での中断にもかかわらず、第26シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)に6-4 7-6(10)で勝利した。だが、彼女がこの試合で実力を出しきれたとは言えない。中断の間にパトリック・ムラトグルー・コーチと10分も話し込んだようだ。

「10分は長過ぎた。彼女に話し過ぎたと謝ったよ。長いアドバイスは決してよいアドバイスではないからね。短く、インパクトのある言葉が必要なんだ。彼女が調子のいいときの考え方を思い出させようとしただけ。つまり、セレナらしくプレーしているときだね」

 その助言は効果があったのかと問われたムラトグルーは、「スコアを見てごらんよ。それ以上に中断後の内容がよかったと思う」と満足げだった。

「中断まで自分のテニスができていなかった。守備的にプレーするなんて、私の本来の姿じゃない。セレナらしくあることだけを考えたわ」

 セレナは12本のブレークポイントをたった一度しか生かせず、最後のタイブレークでは5度目のマッチポイントでようやく勝利を収めた。「もっと早く試合を終わらせるチャンスがあったけど、できなかった」と悔やんでいる。

 セレナが次に対戦するのは、第14シードのアナ・イバノビッチ(セルビア)を倒した第18シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)。2010年の全仏オープン・ジュニアを制したスビトリーナに対して、セレナは過去に3度対戦して全勝している。

 ただ、今回注目されるのは、スビトリーナが元女王のジュスティーヌ・エナン(ベルギー)をコーチに迎えた点だ。エナンは現役時代に14回セレナと対戦して6回勝利を収めている。

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 思い出されるのは、2003年の全仏オープン準決勝でのふたりの対戦。判定でもめるなどする中でエナンが勝ち、セレナのグランドスラムの連勝を「33」でストップした試合だ。セレナはブーイングを浴びながらコートをあとにし、のちにその場面を振り返ったときに涙を流したのだった。

 もし、セレナが今大会で優勝すれば、エナンが全仏3連覇を達成した2005~07年以来の連覇になる。(C)AP (テニスデイリー/THE TENNIS DAILY)

最終更新:5月29日(日)19時12分

THE TENNIS DAILY

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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