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野手組は新天地でいまひとつ…FA移籍組の今

ベースボールキング 5月29日(日)10時30分配信

 2015年オフにFA権を行使し、移籍した選手は4人。実績もあり、ある程度の計算を見込んで獲得した選手たちだが、ここまで新天地でどのような成績を残しているのだろうか。

 ロッテから楽天へ移籍した今江敏晃は、本来の力を発揮できていない。ロッテ時代は05年レギュラーに定着し、同年の日本シリーズではMVPに輝いた。10年の日本シリーズでもMVPを獲得するなど、長年三塁のレギュラーとして活躍。

 楽天ではマギーが退団した14年以降、固定することができなかった三塁のレギュラーとして活躍が期待されたが、「左ヒラメ筋炎」のためキャンプは二軍で別メニュー調整。なんとか開幕に間に合ったものの、4月15日に左尺骨骨挫傷のため、一軍登録を抹消。

 5月3日に一軍復帰したが、復帰後は16試合に出場して、打率.246(61-15)、0本塁打、2打点と精彩を欠き、同月27日に二軍落ち。開幕直後こそ、好調を維持していたものの、ここまではロッテ時代に見せた勝負強い打撃を披露できていないのが現状だ。

 また、2013年以来3年ぶりに巨人へ復帰した脇谷亮太も苦しんでいる。西武時代の昨季はユーティリティープレーヤーとして、自身2番目に多いシーズン118試合に出場。規定打席に届かなかったものの打率.294、3本塁打、22打点の成績を残した。

 しかし、昨年9月に右足首を骨折した影響で出遅れ、移籍後初昇格は4月29日となった。昇格後は、代打や守備固めでの出場が多く、スタメン出場は2試合のみ。打撃成績は、打率.143、0本塁打、2打点となっている。

 木村昇吾は広島からFA宣言し、テストの末、西武に入団。テスト入団ではあるが、FA移籍として扱われる。開幕一軍を逃した木村は、4月23日に昇格。同日の楽天戦で、守備から途中出場し、移籍後初安打を記録すると、30日のソフトバンク戦では代打で三塁打を放つなど2安打とアピール。

 5月は、8日の日本ハム戦を終えた時点で、マルチ安打を4試合記録するなど好調を維持していた。しかし5月11日以降は、11試合に出場して、5安打のみ。昇格直後の勢いが落ちつつある。

 野手陣が苦しんでいる中で、阪神へFA移籍した高橋聡文は、リリーフで存在感を見せる。中日時代の10年にセットアッパーとして、リーグ優勝に貢献したが、翌年以降は故障に泣き思うような結果を残せずにいた。

 移籍した阪神では勝ち試合を任され、ここまでチーム最多の25試合に登板。3勝0敗、11ホールド、防御率3.00と精彩を欠く阪神リリーフ陣の中で、安定した成績を残している。

 ここまでは、投手の高橋は貴重な左の中継ぎとして投げているが、野手陣はいまひとつ結果を残せていない印象。FA移籍した野手組の、今後の巻き返しに期待がかかる。

◆FA移籍した選手の成績
今江敏晃(ロッテ→楽天)
昨季成績:98試 率.287 本1 点38
今季成績:31試 率.263 本0 点8

脇谷亮太(西武→巨人)
昨季成績:118試 率.294 本3 点22
今季成績:15試 率.143 本0 点2

木村昇吾(広島→西武)
昨季成績:72試 率.269 本0 点8
今季成績:23試 率.243 本0 点4

高橋聡文(中日→阪神)
昨季成績:35試 3勝3敗 防3.51
今季成績:25試 3勝0敗 防3.00

BASEBALL KING

最終更新:5月29日(日)10時30分

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