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「知りたい石川」を映像化 金沢学院大・飯田教授、外国人を調査分析

北國新聞社 5月29日(日)3時3分配信

 金沢学院大芸術学部長の飯田栄治教授と学生は、外国人への意識調査をもとにした石川県のPR映像を制作した。「外国人が知りたい石川」を分析し、欧米向けに「サムライ、禅」、アジア向けに「食文化、懐かしさを感じる街並み」を軸として、石川の魅力を音と動画で表現した。6月から、外国人が利用する日本情報サイトで公開し、海外からの誘客につなげる。

 欧米向けの映像「ザ・ウェイ・オブ・イシカワ」は、外国人が鈴木大拙館(金沢市)での思索や、曹洞宗大本山總(そう)持寺(じじ)祖院(輪島市)での座禅を通して武家社会で培われた精神文化に触れるストーリーとなっている。

 台湾を中心としたアジア向け映像「+1アワー」では、加賀料理に腕を振るう料理人や近江町市場で客を呼び込む店員、銭湯でくつろぐ住民を収録し、親しみを感じられる「石川の日常」を盛り込んだ。

 飯田教授らは2014年、石川県を訪れた外国人旅行者や県内外に住む留学生を対象に調査を始めた。「日本が発信すべき情報」「伝統文化で魅力を感じるもの」「来県の理由」などの観点で6種類のアンケートを作成し、これまでに約600人が調査に応じた。

 結果を分析したところ、欧米人は「サムライ、禅」など日本の精神文化に興味を持っていることが分かった。アジアからの観光客は「金沢の街並みは懐かしい」「食文化を支える職人技が見たい」などと回答を寄せた。同大で分析結果に合わせた観光資源や出演者を指定し、映像制作会社にPR映像制作を委託した。

 動画は6月1日から10月末まで、外国人の閲覧が多いインターネット上のサイト「japan―guide(ジャパン ガイド)」で公開される。飯田教授は「調査結果に基づき、外国人が知りたがっている魅力を伝える映像ができた。石川の文化の魅力を多くの人に届けたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5月29日(日)3時3分

北國新聞社