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沖縄県議選、炎天下の舌戦 「基地問題が争点」「事件と絡めない」

沖縄タイムス 5月30日(月)14時15分配信

 5日投開票される沖縄県議選に向け、しのぎを削る立候補者。期間中唯一の日曜日となった29日、各陣営は地域住民が企画する催しでのあいさつや街頭での演説、支援者回りに汗を流した。炎天下の選挙戦3日目、各候補の動きを追った。

 大型商業施設の前、ポロシャツ姿にたすきをかけ、シンボルカラーの鉢巻きを頭に巻いたある県政与党系候補は「産学官の連携で沖縄のものづくり産業を活性化させる」と熱弁をふるい、アピールした。
 「曜日は関係ない。選対本部が調整した日程をしっかりとこなす」。ある県政野党候補は、約500人が集まる地域催しで有権者へ握手を求めた。自身の選挙区について「当初、無投票の見立てがあり『選挙はない』とする有権者が多い」とし「政策と同時に『投票へ』と呼び掛けている」と汗をぬぐった。
 県内各地で最高気温が30度を超えたこの日、若者らが集まるビーチで名刺を渡す候補者も。「海で異業種交流会を開く若者に、雇用の底上げを訴えた」。また、国会議員や首長らとともに遊説を行う場面も各所で見られた。

 女性遺体遺棄事件で米軍属が逮捕され基地問題が争点として急浮上する今回の選挙戦。「新基地建設を阻止する」「事件と選挙を絡めるべきでない」との主張が交錯した。
 別の与党系候補者は交通量の多い交差点でマイクを握り「基地があるゆえの事件だ」と非難。「辺野古の新基地建設は断固許さない」と語気を強めた。
 一方、本島中部の選挙区の保守系候補は、県議会で可決された抗議決議・意見書について「地位協定改定は一致していた」と、野党退席での全会一致に不満を示した上で「事件と選挙を絡めるべきではない」と語った。同じ選挙区の与党系候補は8カ所でスポット演説を展開。「県民の命、財産、尊厳を守るため、日米両政府に、海兵隊の撤退を求め、県民の民意を示す」と声を枯らした。

最終更新:5月30日(月)14時37分

沖縄タイムス