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鉄鋼61社の16年3月期業績ランキング、ROSトップは大和工業-本紙調べ

鉄鋼新聞 5月30日(月)6時0分配信

 鉄鋼新聞社調べによる主要鉄鋼メーカー61社(流通企業など除く)の2016年3月期の業績ランキングがまとまった。新日鉄住金が前の期に続き売上高、経常利益で首位。ROS(売上高経常利益率)では前回4位の大和工業が首位に躍り出た。原料安に伴い好業績が目立った普通鋼電炉メーカーは、ROS上位10社のうち7社を占めた。

 15年度は、国内需要が全般に盛り上がりを欠いたほか、価格低迷などを背景に輸出マーケットも不透明感に包まれたこともあり、鉄鋼業界では総じて業績低下が目立つ1年となった。
 売上高では全61社の85%に相当する52社が減収。増収は9社にとどまった。販売数量の減少に加え、鋼材価格の低迷が影響した形だ。62社の合計売上高は約16兆1500億円で、15年3月期に比べ約1兆6千億円減少した。
 経常損益では61社のうち34社が減益(赤字を含む)となった。一方で普通鋼電炉メーカーの健闘もあり27社が増益(赤字幅縮小を含む)となり、増益、減益がほぼ均衡した。
 売上高ランキングは新日鉄住金が約4・9兆円で首位。7位までの顔ぶれは14年度と同じだったが、日本製鋼所が11位から8位に順位を上げた。
 経常益は新日鉄住金が約2千億円でトップ。2位には前回4位だった日立金属が入った。ROSでは、17・7%の大和工業が首位。以下、大阪製鉄、東京製鉄(単独)と続いた。10%超の企業は7社。5%超は28社だった。全57社の平均は5・4%(前年度は5・5%)。
ROEは朝日/工業がトップ
 ROE(自己資本利益率)ランキングは、朝日工業が36・4%でトップ。前回の8位から首位に浮上した。本業の利益増に加え、特別利益の計上で純利益が4・6倍に増加、ROEを押し上げた。2位以下は、東京製鉄、日立金属、東京製綱、高砂鉄工の順。高収益企業のほか、自己資本比率の低い企業が上位に入った。10%超は5社、全39社の平均は6・2%(前回は7・0%)だった。

最終更新:5月30日(月)6時0分

鉄鋼新聞

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