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非鉄40社の15年度業績、22社が経常減益。住友電工、経常益トップ

鉄鋼新聞 5月30日(月)6時0分配信

 鉄鋼新聞社調べによる主要非鉄企業40社(流通企業などは除く)の15年度業績ランキングがまとまった。非鉄金属価格の下落などから40社中21社が減収、22社が経常減益(赤字含む)となった。円安効果などで全体の7割超が増益だった14年度に対し、15年度は増益企業が45%にとどまった。ランキングでは売上高と経常利益で住友電工がトップ。売上高経常利益率(ROS)では東京特殊電線が首位に浮上した。

 40社の売上高合計は約14兆5371億円で、14年度に比べ約753億円(0・5%)減少した。非鉄金属価格の下落に伴う販価の下落影響などがあったが、非鉄金属製品の販売量が比較的堅調だったことから全体では前年並み。ランキングにも大きな変化はなかった。経常利益は16社が減益となり、6社が経常赤字に転じた。40社合計の経常利益は約2698億円(34・7%)減少し、約5078億円となった。
 業種別では非鉄製錬大手8社のうち、7社が減益、そのうち2社が経常赤字となった。資源価格の下落で在庫評価損益の悪化や海外鉱山での減損などが大きく響いた。前年に経常益とROSで1位だった住友金属鉱山は銅およびニッケル価格の下落や海外銅鉱山での減損などで経常赤字に転じた。電線大手では住友電工、古河電工、フジクラの3社が増収増益。自動車向けは苦戦したが、電子・情報通信向けが好調だった。
 アルミ圧延大手では、UACJと神戸製鋼が減益。自動車向けを中心に販売は堅調だったが、アルミ地金価格の下落に伴う在庫評価影響が減益要因となった。一方、日本軽金属HDは圧延品などの販売量が前年を上回ったことなどから増益。
 ROSランキングでは、東京特殊電線がトップ。2位以下はタツタ電線、DOWA・HD、日鉄鉱業、平河ヒューテックの順で、トップ5内に中小電線メーカー3社が入った。ROS10%超は1社(前期は2社)、5%超は11社(同13社)。黒字企業34社のROS平均は約4・52%(前期は黒字39社平均で約4・92%)にダウンした。

最終更新:5月30日(月)6時0分

鉄鋼新聞