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震災でつながる被災地同士の絆 熊本地震で傷ついた町が送ったメッセージ

BuzzFeed Japan 5月30日(月)17時9分配信

宮城県女川町と、熊本県美里町。二つの震災を通じて、二つの被災地の絆が深まっている。そのきっかけになったのは、女川町が作った動画だった。
【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

【動画】女川町が熊本に送ったメッセージ

「がんばっぺ 熊本」

宮城県女川町が、4月の地震で被害を受けた熊本を応援しようと、ドローンで動画を撮影した。

「感動と感謝です」「俺ももっと頑張らんば」。東日本大震災の津波で傷ついた大地に浮かんだ人文字は、多くの熊本県人の心を励ました。

「ありがとう 女川町」

女川町は、東日本大震災で町の7割が流失した。動画は、その中心部で続くかさ上げ工事の現場で撮影された。参加したのは、町民や工事関係者、そして役場職員の総勢約150人。須田善明町長の姿もあるという。

その「応援メッセージ」に、熊本県美里町が動いた。町のホームページに、「ありがとう!宮城県女川町」と題したお礼メッセージを掲載したのだ。

”平成28年熊本地震で、美里町も大きな被害を受けました。
女川町は、4月25日から3度、本町へ応援職員を派遣。

東日本大震災の経験を生かし、不慣れな地震対応のサポートをしていただきました。女川町は、震災から5年経ったいまも復興に尽力されています。

わたしたち美里町も、全国各地からいただいた物心両面での支援をいただきながら、一日も早く元の町の姿にもどれるよう、頑張っていきます。

がんばっぺ 熊本。

ありがとう 女川町”

担当者「ありがたい、お返しがしたい」

「心からありがとうございますという気持ち」。文章を作成した美里町・企画情報課の担当者はBuzzFeed Newsに、返信した理由を語る。

二つの町はかねてから、町長同士の親交がある。また、美里町は震災復興に関する応援職員として、2014年から毎年職員1人ずつを、女川町に派遣している。

「向こうもまだ復興の途中。それなのに、被災した熊本にメッセージをくれたんです。職員のなかでも、ありがたいね、お返しをしたいね、という話があがりました」

町民にも動画を見てもらいたいとの気持ちから、ホームページ上での「お礼」を思いついたのだという。

深まる絆

それを知った女川町も、さっそく「応援メッセージ」のページに、美里町のメッセージへのリンクを貼った。

「これを機に、より親交を深められれば」と担当者。美里町で7月に開かれる祭りに、女川町の人を呼べないかという検討もしているという。

二つの震災を機につながる、二つの被災地の絆。「ともにエールを送りたい」。そんな声もSNS上には溢れていた。

最終更新:5月30日(月)17時58分

BuzzFeed Japan

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