ここから本文です

スズキ初となるフルハイブリッド、準備は着々と進行中!まもなくデビューへ

オートックワン 5月30日(月)18時55分配信

2015年8月にフルモデルチェンジしたスズキの「ソリオ」は当初、「マイルドハイブリッド」を名乗って発表された。しかしその年の東京モーターショーで、スズキ初となる本格的なハイブリッドモデル「ソリオ ハイブリッド」を参考出品。本来ならこれが今年の前半に追加発売される予定だった。何らかの不具合が出たらしく徐々に遅れ、最終的に今年9月の発表を予定していたようだ。

発売間近!スズキ初のフルハイブリッドモデルの新型ソリオ(画像26枚)

5月18日に発覚したJC08モード燃費計測の法令違反により(ソリオも法令違反の該当車種)、さらに遅れるか?

とはいえ準備は着々と進んでいるらしく、パシフィコ横浜で開催された『人とくるまのテクノロジー展』(5月25~27日)にも出展してきた。法令違反の発覚直後ということで箝口令が敷かれたらしく、展示会場においての詳細説明は全く無し。

モーター出力やバッテリー容量の公開もされなかった。とはいえ情報は流れ始めている。

まず気になるハイブリッドシステムだけれど、スズキは「ストロングハイブリッド」とか「フルハイブリッド」と称すようだけれど、実態は一世代前のホンダやスバルのような、モーターの出力だけでは事実上走り出せないタイプの「マイルドハイブリッド」である。

なぜストロングハイブリッドなのか?これはもう「スズキ流」ということなんだろう。

スズキは3.1馬力(31馬力じゃない)の発電機を加速時のみモーターにして使うタイプの、さらに簡素なシステムを「マイルドハイブリッド」と呼び、現行モデルに搭載している。ちなみに軽で「Sエネチャージ」と名乗るものと全く同じ仕組みだが、ソリオではあえてそう呼ばせているようだ。

開発中のシステムはそれよりもパワーのあるモーターを使い、平坦地で低い速度域の一定速走行のみモーターだけで走れるから、本格的なハイブリッドだという主張である。

新しい「フルハイブリッド」のシステムを紹介しよう。パワーユニットは「ジェットエンジン」(スズキ流。これも凄いと感心しきり)と称す1.2リッター4気筒に、5速マニュアルを自動変速させるオートギアシフトを組み合わせたもの。

モーターは3.1馬力の発電機をさらにパワーアップさせているようだけれど、詳細な数字は発表されていない。サイズからすると5~7馬力か?

発電機(モーター)はベルトでクランクシャフトと繋がっているため、常時エンジンパワーをアシスト出来る。つまり1速ギアから5速ギアまで、モーターでエンジンを回せるということ。5~7馬力のモーターなら、低い速度域でエンジン止めたまま走れるだろう。

また、加速時も明確にモーターのアシストを感じることが出来ると考える。

気になる燃費だけれど、既存のマイルドハイブリッドモデルが27.8km/L。スズキ流の“フルハイブリッド”は32km/Lを少し越えたあたりになるようだ。

予想車両価格はソリオ ハイブリッド(マイルドハイブリッドモデル)の10~15万円高の195万円前後になる模様。ハイブリッドと名前が付けば何でも売れる時代なので、ソリオの売れ筋グレードになると思う。

[Text:国沢光宏]

最終更新:5月31日(火)10時15分

オートックワン