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日ハム栗山監督が明かす、大谷翔平を“リアル二刀流”で起用した理由とは

Full-Count 5月30日(月)17時45分配信

パ・リーグ公式戦では初めて実現、「いい打者が打線に並んでいたら…」

 日本ハムの栗山英樹監督は、なぜ大谷翔平投手を“リアル二刀流”で起用したのか――。

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 大谷は29日の楽天戦(コボスタ宮城)でDH制を使わずに「6番・投手」で先発。最速161キロの直球を武器に7回4安打1失点。バットでは7回2死一、二塁で右中間適時二塁打を放つなど今季2度目の猛打賞をマークした。

 DH制のあるパ・リーグ公式戦では大谷自身初の“ウルトラC”だったが、栗山監督にとっては、交流戦を見据え、「ずっと前から考えていた」起用法だったという。

「交流戦ではこれが起こる。セ・リーグの球場でやれば、特別なことではない。みんながどう捉えているか分からないけど、こっちは優勝するためにやっている。手を打つべきところは手を打つ。単純にいい打者が打線に並んでいたら、相手が嫌なのは間違いない。シンプルに物を考えた」

 周囲を驚かせた攻撃的な采配。栗山監督が「うれしかった」と振り返ったのは打撃での活躍だ。目に止まったのは3回先頭の第2打席。釜田の初球、内角スライダーを振り抜いた左飛だった。

「一生懸命ボールを打ちにいく姿がオレにとっては良かった。それでいいし、それを求めている。投げている時は打撃に(集中力が)入らない感じがあったけど、打者として入ってくれたこと自体がうれしいし、それでいいと思う」

交流戦は敵地2試合に本拠地1試合、起用法は「よく考える」

 ただ、誤算もあった。初回の表の攻撃で打線が爆発。6番で起用した大谷に打席が回ってきた。打撃も期待しているとはいえ、当然、投手が優先。さらに、立ち上がりに不安のある剛腕だ。

「初回に『打席が回るな』と思っていたら、回ったな。ただ、あそこに置かないと前後の打者が打ちにくくなってしまう。いろいろ考えたけど、良しとしましょう」

 31日から交流戦。順調に中6日で回れば、5日の巨人戦(東京ドーム)、12日の阪神戦(札幌ドーム)、19日の中日戦(ナゴヤドーム)で先発する。敵地の巨人戦、中日戦は二刀流起用となるが、本拠地の阪神戦でDH制を使わずに二刀流起用することはあるのか。

「よく考えるわ。ただ、無理させてはいけない。ケガをさせないのが絶対条件。来週はセ・リーグの球場でやれば、特別なことではない。慣れてもらうしかないので。難しさも分かっているけど、すべてトータル的に考えた時に、どうなるかを見たかった。本人がどう思っているかは別問題。こっちは前へ進むだけ」

 会見中には「難しいことをやるから、いいものが生まれてくることがある」と前を向いた栗山監督。少なくとも大谷の“リアル二刀流”起用が他球団の脅威となのは間違いない。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:5月30日(月)17時49分

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