ここから本文です

粟ケ崎遊園の正門よみがえる 内灘で遺構に投影、鮮やか

北國新聞社 5月30日(月)3時6分配信

 金沢学院大芸術学部、吉田一誠講師のゼミ生は29日、内灘町で戦前まで栄えた「粟ケ崎遊園」の遺構である旧本館正門で、営業当時に塗られていた色や模様を投影する「プロジェクションマッピング」を行い、鮮やかな姿が一夜限りでよみがえった。同園の女性スターの写真や大浴場のクジャク画も投影され、来場者は「北陸の宝塚」と呼ばれ、流行の発信地だった娯楽施設に思いをはせた。

 プロジェクションマッピングは、正門が移築された町総合公園に隣接する町歴史民俗資料館「風と砂の館」で29日から始まった企画展「アワジェンヌのトレンド」(北國新聞社後援)の関連企画として行われた。

 吉田講師のゼミ生が「正門に刻まれた粟ケ崎遊園の記憶を掘り起こす」をコンセプトに制作した。日が落ちると、正門の下部には赤色のしま模様が縦に浮かび上がり、アーチ状の部分は青色の三角で縁取られた。正門の色彩やデザインは、残された模型から再現した。

 正門が彩られると、雨の中を待っていた来場者は拍手を送り、記念撮影を楽しんだ。

 正門をスクリーンに見立てて、壬生(みぶ)京子ら少女歌劇団のスターの写真や、園内の遊具で遊ぶ子どもたちの動画も投影された。

 風と砂の館では、粟ケ崎遊園の少女歌劇団で人気を博した女優「アワ(粟)ジェンヌ」のブロマイド約40点が展示された。舞台で踊る女優や内灘海岸で水着姿を撮影した写真が並び、大半は初公開となった。町文化財保護審議会の竹田菊夫会長がまとめた「女優名鑑」も置いた。

 企画展は8月28日までで、7月24日には同館で「舞姫のレジェンド追想」と題した竹田会長の講演会が開かれる。

北國新聞社

最終更新:5月30日(月)3時6分

北國新聞社

【生中継】小池百合子都知事の会見