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高校総体:ソフトボール 女子コザ5度目の頂点又吉123球延長戦競り勝つ

沖縄タイムス 5月31日(火)6時40分配信

 県高校総合体育大会第4日は30日、12競技が行われた。ソフトボール女子決勝は延長九回、コザが7-5で知念を下し、2年ぶり5度目の頂点に立った。
 男子は延長十回、読谷が4-3で嘉手納を破り4連覇した。
 バドミントン女子ダブルス決勝は、與儀美羽・前田志織組(南風原)が大城美月・大城美思組(コザ)に2-0で勝ち2連覇。
 南風原対決となった男子は、新里智司・田場盛吾組が新垣渉・外間翔組を2-0で下し、初優勝した。男女とも団体と2冠。
 ソフトテニス女子個人は友利璃南・金城紬女組(名護)が初優勝。男子は安谷陸・與那嶺晃大組(那覇西)が頂点に立った。
 卓球は個人戦シングルスがあり、女子は泉川文香(コザ)が初優勝。男子は前原由海(前原)がダブルスとの2冠を達成した。
 第5日は31日、バスケットボールやバレーボールなど9競技が行われる。

 タイブレークの延長九回裏2死三塁、コザのエース又吉あかりは最後の打者を中飛に打ち取ると、満面の笑みを広げた。マウンドに駆け寄り、跳ねる選手たち。捕手の渡慶次桃花は涙をぬぐった。
 序盤から点を取り合うシーソーゲーム。コザは5-5の九回表に暴投や投ゴロで奪った2点を守り切った。全4試合を1人で投げ抜いた又吉は「苦しくて、いっぱいいっぱいだった」と安堵(あんど)した。
 決勝は11安打を浴びながらも123球で完投した。五回以降は毎回走者を背負ったが、チェンジアップで要所を締めた。「後ろを守る選手やベンチの声掛けで力強く投げることができた」と無失策のバックに感謝した。同学年に投手がいなかったため、高校から本格的に投手を始めた。崎原貴美子監督は「マイペースで冷静に投げることができる」と評する。
 配球を組み立てた渡慶次は「1巡目はインコース、2巡目はアウトコースを効果的に攻め、的を絞らせないようにした」と語る。
 全国切符をつかみ、又吉は「今まで以上に打たせて取る投球に磨きをかける」と誓った。バックを信じ、強気の球をミット目がけて投げるつもりだ。(新垣亮)

■男子 読谷が4連覇

 延長十回、2時間半を超える接戦を読谷がものにし、4連覇を果たした。
 タイブレークの九回1死三塁でバントの得意な村吉佑太がスクイズを決め、3-2と勝ち越した。だがその裏、無死二塁から内野安打と失策で追いつかれ、敬遠策でなお1死満塁。主将の宇根祐吾でさえ、「負けが頭をよぎった」というピンチで2年生投手の東仲隼人は開き直った。
 「先輩たちの夏を終わらせるわけにいかない。気持ちで抑える」と切り替え、空振り三振と遊飛で後続を断った。十回に暴投で1点を奪い、その裏を無失点に抑えて熱戦に終止符を打った。4月に就任したばかりの宮平永義監督は「全員がヒーロー。気持ちの勝利」とたたえた。宇根は「あきらめないことで勝つことができた。県外の強豪相手でもきょうのように一戦一戦大切に戦う」と誓った。

最終更新:5月31日(火)6時40分

沖縄タイムス