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ジョコビッチの獲得賞金は100億超? 全仏8強逃した錦織とは意外な大差

ZUU online 5月31日(火)19時10分配信

ゴルフと並んで、世界中で人気を博しているスポーツ・テニス。特に、グランドスラムと呼ばれる、全英、全米、全豪、全仏オープンの世界4大大会には、最高レベルのプレーヤーが数多く集まり、熱い戦いを繰り広げる。また巨額に上る賞金が支払われることでも知られている。

まさに今、開催中の全仏オープンも盛り上がっている。フランスの首都・パリの郊外にある名所「ブローニュの森」のすぐそば。全仏オープンが実施されるテニス場であるローラン・ギャロスが、戦いの地となっている。

われらが錦織圭選手も、今年の全仏オープンではすでに敗退してしまったが、すべてのグランドスラムに参戦しており、毎回、目覚ましい活躍を見せる。「さぞかし賞金もいっぱいもらっているのだろうな」と貴人ならぬ身、つい他人の懐を勘ぐってしまうが、実際のところ一流のテニスプレーヤーはどのくらいの収入を稼ぎだしているのだろうか。実態を探った。

■テニストーナメントの賞金額はうなぎのぼり

まずは参考に、グランドスラムの優勝賞金額を見てみよう。現在のグランドスラムでの優勝賞金と、賞金総額を下に示すが、金額はその時期の平均為替レートによる概算と受け止めてもらいたい。

最初は「全豪オープン」だ。同大会は毎年1月に、オーストラリアで開催されており、ハードコートで行われる大会として知られている。全豪の優勝賞金はというと、2億9000万円に上る一方で、賞金総額なはんと、34億5000万円だ。2016年の同大会では、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手がその強さをみせつけ、優勝賞金をかっさらった。

現在、開催中の「全仏オープン」の賞金はいかほどだろうか。全仏は毎年5月に開催されるクレーコートを舞台としたトーナメントで、優勝賞金は2億3000万円。賞金総額は、35億6000万円と全豪とほぼ同等の水準となっている。

またオーストラリア、フランスに続いて、イギリスの大会、すなはち「全英オープン」はどうだろうか。芝生のコートで行われ、ウィンブルドン選手権として知られる同大会の優勝賞金は3億4000万円。賞金総額は48億6850万円となっており、全豪、全仏を上回る優勝賞金、賞金総額を誇っている。

賞金の金額でさらに大きいのは「全米オープン」だ。毎年8月に、アメリカで開催する全米オープンでは、優勝賞金は4億7000万円と、四大大会の中では最大となっている。さらに、賞金総額もほかの3つの四大大会を上回る52億1730万円とその金額も巨大となる。

つまり、グランドスラムで優勝すればおおむね、2億~5億円の収入を得られるということだ。最近数年の世界的な人気の上昇もあり、優勝賞金は毎年5%~10%の上昇を続けていると言われている。「上位の成績を残せれば」という但し書きはつくが、プロスポーツの中ではなかなかの高額賞金だ。

■錦織選手の2016年までの全収入はおいくら?

さらに、日本テニス史上最高の選手ともいわれる錦織選手の獲得賞金を見てみよう。昨年の全米オープンでは、アジア人男子として初めてグランドスラム準優勝を果たし、世界ランキング7位に食い込み、ジョコビッチやマリー、フェデラー、ナダルなど名だたるトッププロと現在では、肩を並べる錦織選手。いったい、どのくらいの賞金を稼いだのだろうか。

米フォーブス誌が発表したプロテニス選手長者番付(2013年6月~2014年6月)によれば、錦織の年収は約11億5500万円で、2016年2月までの獲得賞金総額は、約13億3117万円となっている。もちろんこの金額はグランドスラムだけでなく、ローカルな大会での賞金も加算したものだ。

また錦織選手の場合、日本国内での人気も高いので、年収もさらに上乗せされる。大手の食品メーカーや衣料メーカーなどのスポンサーも付いており、テレビCM料も入ってくるし、そのほかのもろもろ、雑収入も合わせると、年収総額は20億円ほどではないかといわれている。

サラリーマンの平均生涯賃金が2~3億円だから、かなりの高収入。日本人のプロテニスプレーヤーとしては、破格の高金額ではある。

■ジョコビッチ、フェデラーの獲得賞金総額は100億円超

現在世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手の賞金額はいかほどだろうか?グランドスラム優勝回数は11回という圧倒的な成績を残しているジョコビッチ選手は、その獲得賞金もやはりケタ違いだ。

2015年の賞金ランキングでは、ジョコビッチ選手の収入は約55億8156万円。ただし、同年までの歴代1位は、ロジャー・フェデラー選手で約77億5860万円。ジョコビッチ選手は2位につけている格好だ。

しかし、いままさに開催中の全仏で初優勝し、グランドスラム全制覇となればジョコビッチのブランド価値が一気に上がり、2016年には賞金総額でも1位、獲得賞金総額でも歴代1位となることは間違いない。

ちなみに、総獲得賞金ランキングで100億円以上を稼いでいるプロテニスプレーヤーは、ジョコビッチとフェデラーの二人だけ。錦織選手は13億円ほどだから、まだ10倍近くの開きがある計算だ。

■錦織選手はテニス賞金王になれるか?

国内では人気でも収入額でもトップを走る錦織選手だが、ジョコビッチとフェデラーのような世界のトップクラスと比べるとまだまだだ。特に、ピークを過ぎたフェデラーに比べ、油が乗り切っているジョコビッチは、これからもグランドスラム級の大会で高額な賞金をかっさらっていくことだろう。

一方で錦織選手は、フェデラーはもちろんジョコビッチよりも若いまだ26歳。2014年の全米オープン準決勝など、錦織選手はジョコビッチに勝利したこともある。今後さらに力をつければ、日本人初のグランドスラム優勝も決して夢ではない。

ゴルフのように国内トーナメントが数多くあれば、国内で賞金王になってもニュースになるし、そこそこ稼げるが、テニスで賞金王を目指すには、舞台は必然的に世界となり、道も確かに険しい。

だからこそ錦織選手には、さらなる飛躍を期待したい。ランキングも、獲得賞金額も、もっともっと上をめざしてほしい。オール日本で、応援したい。(ZUU online 編集部)

最終更新:5月31日(火)19時10分

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