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打撃開眼、SB今宮の「テニス打法」とは? 最近4戦で打率5割超&2度の決勝打

Full-Count 5月31日(火)7時10分配信

球界NO1遊撃手へ―26日の試合前につかんだ感覚とは

 実りの時が、ついに訪れたのかもしれない。ソフトバンクの今宮健太が、ここにきて打撃の状態を上げてきている。

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 5月26日のオリックス戦(ヤフオクドーム)。ルーフオープンデーとして、ドームの屋根を開けて行われた一戦で、オリックスのエース金子千尋を返り討ちにした。2回に右前打を放つと、4回には左翼ホームランテラス席へ3号ソロ。6回2死二塁からは、右中間を破る決勝の適時三塁打を放った。サイクル安打を期待された第4打席は敬遠気味の四球で歩かされたが、今季初の猛打賞となる3打数3安打2打点の活躍だった。

 同27日のロッテ戦(QVC)でも、均衡が続いていた7回2死二塁で、中前への適時打。ここまで無失点と好投していた涌井から先制点をもぎ取る値千金の一打となり、決勝点となった。翌28日には6回に4号ソロを放つなど、2安打4打点。29日も4打数2安打1打点で、5試合連続安打、4戦連続打点としている。

 きっかけは3安打した26日の試合前。アーリーワーク中に、ヒントをつかんだ。テニスのように、左脚を軸としてバットを振る感覚。元々、体が前に突っ込み気味になる癖があったが、左脚を軸にすることでしっかりと壁ができ、理想的なポイントでボールを捉えられるようになったという。

1週間で打率は3分6厘上昇、打点リーグ10位&通算200犠打へも「1」

 打撃向上をテーマにした今季。昨季終盤に感覚をつかんだ「ツイスト打法(左脚を踏み込んだ際に内にひねる込むことでバットを走らせる)」を軸に試行錯誤を繰り返した。打率1割台と低迷しながらも、ここ最近の感覚は悪くなかった。いい当たりが野手の正面を突いたり、好捕されたり。結果は出ていなくとも、内容は悪くなかった。

 その中でつかんだ、本人曰く「テニス打法」の感覚。そこからの4試合で14打数8安打の打率5割7分1厘、2本塁打、8打点で決勝打が2回。結果もついてきたことで、自信につながっていることは間違いない。

 5月24日のオリックス戦終了時に1割8分8厘だった打率は、1週間で2割2分4厘と、一気に3分6厘も上昇した。打点28は、パ・リーグ10位と勝負強さが光る一方で、通算200犠打にもあと「1」と迫っている。

 求められるのは、この状態をいかに維持し、より高みへと持っていくか。3年連続でゴールデングラブ賞を獲っている守備は、すでに球界ナンバー1の呼び声高い。打撃が開眼すれば、名実ともに球界一の遊撃手になるだろう。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:5月31日(火)7時10分

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