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沖電線、高耐熱FPCを開発

鉄鋼新聞 5月31日(火)6時0分配信

 沖電線は30日、6月1日から耐熱FPCの発売を開始すると発表した。従来品は80度までの対応にとどまっていた。同社の新製品はフィルムや銅箔、接着部などの材料を見直し、150度の高温下で連続1千時間の使用に耐えられる特性を実現した。医療機器向けや照明機器関連などの用途に期待している。

 FPCは高密度配線が可能なほか、柔軟・軽薄なため電子機器内の限られた空間への適用に適している。現在スマートフォンなどで幅広く採用。昨今は新たに滅菌加熱が必要な医療機器や産業機器用モータの電源部、照明機器など高温環境下で使用するニーズが高まっている。これまでのFPCでは耐熱性で限界があったが、同社では市場のニーズに対応改良品を開発した。
 材料の耐熱化に加えて同社独自の積層技術や表面処理技術を組み合せて製品化。150度で1千時間以上経過した後も電気的に問題なく絶縁被覆の接着強度を維持できる。また片面と両面のタイプに対応し設計基準をそのまま利用できるため、従来と全く変わらない設計が可能。1日から東京ビッグサイトで開幕するJPCAショーで紹介する。

最終更新:5月31日(火)6時0分

鉄鋼新聞