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欧州警察とイタリア国家憲兵隊、国際的な「ATMスキミング」犯罪グループ摘発

THE ZERO/ONE 5月31日(火)11時1分配信

先日、イタリアの法執行機関である国家憲兵隊が欧州警察と協力し、大規模なATMスキミングや文書偽造、マネーローンダリングを行っていた国際的な犯罪グループを解体した。この作戦のコードネームは「PLUTO」。同グループは自分たちの活動を現金化するための「確実」な手法を用いていたようだ。彼らはカードデータの窃取や複製を行う目的で、いくつかのEU加盟国(イタリア、デンマーク、イギリス)のATMを悪用していた。

「クローン」カードは、主に服や電子機器(携帯電話やコンピューター等)を購入して地下犯罪組織へ転売するために、偽の文書と共に使用されていた。

2016年4月14日、欧州各地のATMを悪用していた、洗練されたATMスキミング犯罪組織のメンバーを特定し、逮捕したとイタリア国家憲兵隊は発表した。メンバーの大部分はルーマニア国籍だった。このグループは少なくとも120万ユーロを盗み出したと推測されている。

イタリアでは警察が複数の捜査を行い16人を逮捕。グループの使用していた機器も押収した。警察が押収した物の中には、マイクロカメラバーやカードリーダー、磁気帯のリーダーとライター、コンピューター、電話、フラッシュドライバー、そしてもちろんプラスチック製カードが含まれていた。

「組織化された犯罪グループは、資金を得るための新たな国際的な機会を常に探している。特に支払い詐欺の犯罪マーケットではそうである。(中略)このような活動が大成功を収めたのは初めてではない。また、欧州内外で顧客が安全な支払い取引をすることができるよう、警察官と検察官がEC3と共に精力的に取り組み続ける限り、これが最後になるということもないだろう」と欧州警察欧州サイバー犯罪センター(EC3)の責任者Steven Wilson氏は語った。

この捜査は2014年に開始されたが、欧州警察は重要な解析やフォレンジックのサポートをイタリアの警察に提供していた。この協力により、警察はグループのメンバーを特定し逮捕できたのだ。捜査期間中に収集された情報は、欧州や域外の法執行機関にも共有されている。

「欧州警察欧州サイバー犯罪センターは2014年にこの事件に着手し、容疑者を特定しようとしていた関連法執行機関を支援した。ハーグにある欧州警察の本部で作戦会議が開かれ、EC3は捜査全体を通じて解析やフォレンジック面のサポートを提供、摘発当日に移動本部を設置する等イタリア当局を支援した」と欧州警察は公式声明で述べている。
 
翻訳:編集部
原文:Europol and Italian Carabinieri an international ATM Skimming network
※本記事は『SecurityAffairs』の許諾のもと日本向けに翻訳・編集したものです。

Security Affairs

最終更新:5月31日(火)11時1分

THE ZERO/ONE