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IT人材の育成拠点、佐賀市に開設へ マイクロソフト、佐賀県、佐賀大など5社

佐賀新聞 5月31日(火)11時10分配信

産業、雇用創出 地域課題の解消目指す

 日本マイクロソフト(東京)や佐賀県、佐賀大など5社・団体は、IT関連の人材を育成する「マイクロソフトイノベーションセンター」を10月1日に佐賀市に開設する。同社から機器やソフトウエアの提供を受けて専門の講座を開くほか、佐賀大は新科目を設けて学生を指導する。毎年約200人を育成し、2020年度までの5年間で新産業や雇用を創出、都市部への人材流出など地域課題の解消を目指す。

 センターは、日本マイクロソフト本社や岐阜、北海道(札幌市、旭川市)に続く5カ所目で、西日本地区では初めて。場所を選ばずに仕事ができるIT分野の特性を生かし、若者の地元定着や企業誘致を目的に県が誘致した。技術者不足が深刻なIT業界も人材確保のメリットがあり、IT人材派遣のパソナテック(東京)が運営に携わる。

 佐賀市のアイスクエアビル5階に、協業スペースやパソコンなどの機器を備えたセンターを設ける。日本マイクロソフトが分析ソフトなどを無償で提供し、技術者も派遣する。

 本年度は子育てを終えて復職を目指す女性や学生、社会人らを対象に講座やセミナーを開き、佐賀大は10月から地場企業で就業体験する新科目を設ける。開設経費や運営費は協議中。

 30日に佐賀市を含む5社・団体が連携協定を結んだ。日本マイクロソフトの樋口泰行会長は「技術習得にとどまらず、地域課題の解消にまで踏み込む取り組みは初めて」と他の4施設との違いを説明した。山口祥義知事は「人づくりを通じて、新しい働き方の創造につなげていく」と抱負を語った。

最終更新:5月31日(火)11時10分

佐賀新聞