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予算は2年間で100万ドル 米軍向け「強力な安全機能を持つメッセージアプリ」開発者募集中

THE ZERO/ONE 5月31日(火)11時18分配信

つい先月、国防高等研究計画局 (DARPA)は、簡単な家庭にあるような道具を恐ろしい武器に作り替えるようハッカーに勧める「Improv」というプロジェクトをローンチした。

今回、DARPAはハッカーからの攻撃を防ぐことができる、米軍向けの「セキュアなメッセージングとトランザクションのプラットフォーム」を開発できる在野の人物を探している。

DARPAは、研究者らにセキュアなメッセージングとトランザクションのプラットフォームを作り出してもらいたいようだ。このプラットフォームは、ウェブブラウザーかスタンドアロンのネイティブアプリケーションからアクセスできるものとなる。

セキュアなメッセージアプリとは「分散型のメッセージングバックボーンを用いて、メッセージの作成を送信(伝送)と受信から分離する。これによりセキュアなメッセージを送信したり、その他のトランザクションを分散型のデータベースで追跡可能な複数のチャネル間で実行するといったことが、誰もがどこからでも実行できるようにする」ものであるとDARPAの公示で説明されている。

簡単な言葉で説明すると、DARPAが作ろうとしているセキュアなメッセージサービスは、SignalやRicochet、Whatsappといった他のセキュアなメッセージアプリが使用する標準的な暗号やセキュリティメカニズムのみを実装するというわけではないのだ。彼らはさらに、Blockchainのようなセキュアな分散型プロトコルを介したやりとりにより、サイバー攻撃や監視活動を防ぐことを目指している。

セキュアなメッセージアプリは、以下の3つの段階で開発される事になるだろう。

第一段階:既存の分散型Blockchainフレームワーク上にメッセージングプラットフォームのモデルを構築し、暗号プロトコルや各種ハードウェアを用いた実験を行う。
第二段階:「機能するプロトタイプ」を開発し、テストする。
第三段階:商業化し、プラットフォームの全面的な実装を実現する。

第一段階において、成功した参加者にはDARPAから年15万ドルが授与される。そして第二段階に選ばれた第一段階の候補者には、2年間で最大100万ドルが与えられる。最終の第三段階では選ばれた候補者は連邦政府からの資金を受け取らず、商業化とプラットフォームの全面実装を目指すこともできる。
この要請書は2016年5月23日に公式に公開され、2016年6月22日に締め切られる予定だ。
 
翻訳:編集部
原文:DARPA Wants To Build Ultra Secure Messaging App for US Military
※本記事は『The Hacker News』の許諾のもと日本向けに翻訳・編集したものです

The Hacker News

最終更新:5月31日(火)11時18分

THE ZERO/ONE

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