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消費増税2年半延期 知事「税と社会保障の一体改革を」…停滞に懸念

埼玉新聞 5月31日(火)10時30分配信

 安倍晋三首相が消費税引き上げを2年半再延期する意向を固めたことについて、上田清司埼玉県知事は30日の定例会見で、「首相は(経済の)踊り場を一気に脱出するには消費税増税は、邪魔になると認識したのだと思う」と語った。

 自民、公明、民主の3党は膨張する社会保障経費を踏まえ、2012年に消費増税に合意した。知事はそれを評価した上で「社会保障のタイムスケジュールやシナリオをきちっと国民に提示して安心した社会をつくる。ゆえに消費税増税は怖くないというものだった」と指摘。

 ただ社会保障制度改革は停滞したままだ。知事は「税と社会保障の一体改革ができていれば、(消費税率10%への引き上げは)そう大きな課題ではないと思う」と述べ、一体改革が遅々として進まない状況に懸念を示した。

 今夏の参院選の争点として「持続的な経済対策で一番有効なのは、何なのかを突き詰めてほしい。アベノミクスの金融緩和と財政政策は当初は成果を上げたが、この二つは時間稼ぎの政策と一般的に言われている。本題は成長戦略、構造改革だったはず」と抜本的な経済政策を求めた。

最終更新:5月31日(火)10時30分

埼玉新聞