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浮上か、低迷か 31日開幕の交流戦、巨人の戦いのポイントは?

Full-Count 5月31日(火)11時38分配信

苦しい戦いが続く巨人、過去2度優勝の交流戦を浮上のきっかけにできるか

 巨人は開幕からの50試合を23勝24敗3分、リーグ5位で31日からの交流戦に入る。4月にあった最大の貯金7を使い果たし、苦しい戦いが続くが、29日の阪神戦は主将の坂本の10号ソロ、2年目右腕・高木の7回1失点の力投で勝利。快勝とは言い難い2得点での白星だが、連敗を7で止め、新たな気持ちで次への戦いに入れそうだ。

 敵地・京セラドームでのオリックス3連戦から交流戦が始まり、日本ハム、西武、ソフトバンク、楽天、ロッテと続いていく。2005年の交流戦スタートから11年間で9度もパ・リーグが優勝しており、相手は強敵ぞろい。ただ、巨人は2012年、14年の2度優勝しており、ここから浮上したいところだ。

 果たして、きっかけをつかむことはできるか。ポイントを紹介したい。

◯主砲・阿部の復帰

 開幕から右肩の不安で戦列を離れていた阿部慎之助捕手が交流戦で復帰予定。打撃面はイースタン4試合で本塁打を3本放ち、問題の右肩の不安もなくなってきており、満を持して帰ってくる。交流戦はDHが使えるというのも絶好のタイミング。4番不在、得点力不足解消に重要な役割を担うことになる。開幕から扇の要を務める小林誠も力をつけているため、マスクは併用しながら、戦っていくことになるだろう。

 打線の強化だけでなく、阿部は精神的な支柱としてチームに大きな存在となる。2軍にいる間もチームのことを気にしていた。1軍から2軍に落ちてきた若手投手のピッチングをブルペンで受けることも多く、身ぶり手ぶりで、捕手目線の助言を送っていた。高木も阿部と対面した時にはアドバイスを受け、投球に生かしている。若い選手が多い中、心強い存在でもある。

パ・リーグ上位2チームと相性の悪い巨人

◯マイコラス、桜井の負傷組の復帰

 昨季、リーグ最高勝率のタイトルを獲得し、右肩の不調を訴えていたマイコラス、開幕直後に右肘を痛めたドラフト1位の桜井の実戦復帰にも目処が立ってきた。チームはここまで、打てないことに加えて、エースの菅野頼みだった先発陣にも不安があった。2軍で結果を残せていない投手を先発起用しなくてはならない苦しい状態。起用できる投手が増えていければ、本来、ローテーションのあるべき姿である「競争しながら力をつける」という形になる。マイコラスも桜井も、ブルペンでの投球練習を複数回こなし、間もなくシート打撃に登板する。開幕から奮闘する菅野、懸命に試合を作っている田口、高木、今村に加わることができれば大きい。

◯相性の悪いソフトバンク、ロッテをたたけるか

 圧倒的な力を見せているパ・リーグのソフトバンク。11年間で巨人は18勝29敗と大きく負け越している。また、2位のロッテも16勝28敗と相性は悪い。他の4チームにはこれまで勝率5割を超えているが、油断はできない。31日のオリックスは西、金子とエース級が登板。日本ハムは大谷らが先発する可能性もある。注目度の高い巨人戦とあれば、他球団の選手の目の色は変わるだろう。

 そこで期待がかかるのは相手の持つデータが少ない若手の存在。坂本や長野といった対戦の多い好調な選手は徹底マークにあうことが予想される。2軍から昇格したばかりの俊足の新人・重信や、2年目の岡本らが起爆剤となれるか。左足を痛め大事をとって29日の試合を欠場したが、ロッテから加入したクルーズに、慣れ親しんだパ・リーグの球団を相手にどのような好影響が出るかにも注目だ。

 浮上のポイントを挙げたが、すべてがその通りにいくとは限らない。期待通りに行かず、さらに厳しい戦いになる可能性も十分にある。故障者の復帰で負けが進めば、今度こそ、言い訳はきかない。交流戦を戦う夏までのこの期間は、シーズンを占う重要な時間になるだろう。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:5月31日(火)11時49分

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