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MLBにおける「ダービーマッチ」も…ファンにとって1勝以上の価値に?

Full-Count 5月31日(火)13時0分配信

メジャーでもライバル関係、「サブウェイ・シリーズ」に「ハイウェイ・シリーズ」

 スポーツにライバルは付き物だ。それが同じ街をホームとする相手であれば、なおさらライバルとしての要素が強くなる。

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 いわゆる「ダービーマッチ」はヨーロッパサッカーを中心に過激とも言われるほど盛り上がりを見せるが、メジャーリーグでも、長年の歴史からさまざまなライバル関係が存在する。その中でも、同じ街をホームとしたチーム同士の対戦時にどういった意味合いがあり、取り組みが行われているのか注目してみたい。

 メジャーではニューヨークを本拠地とするヤンキースとメッツが対戦する「サブウェイ・シリース」が代表的だ。それ以外にもロサンゼルスを本拠地とするドジャースとエンゼルスの「フリーウェイ・シリーズ」、さらにはシカゴを本拠地とするカブスとホワイトソックスが対戦する「ウィンディシティ・シリーズ」などもある。

 メジャーでプレーオフへ進出するために一番手っ取り早いのが、地区優勝することだ。地区を制するものが優位に立てるのは言うまでもない。そんな中で、シーズン中に訪れる同じ街をホームとする相手との試合はどういった意味合いを持つのだろうか。

 米国でよく言われるのは「We are fighting for bragging rights(我々は自慢する権利のために戦っている)」というフレーズだ。

 例えばニューヨークに住んでいてヤンキースファンになるか、メッツファンになるかは親や友人からの影響、どちらかのスタジアム寄りに住んでいるかなど環境に左右される部分も多いだろう。いわば、「ふとしたきっかけ」によるものでもある。周囲にはそれぞれのファンが混在していて、職場や学校内でも双方のファンが存在する環境が多い。

ロサンゼルスでは高速道路標識を使った盛り上げも

 米国ではスポーツは日々の話題の中心になっている。自分が応援しているチームが勝利すれば、負かした相手のファンに対しても大きな顔ができる。ちょっとしたジョークも含めた要素が「ダービーマッチ」には存在する。

 出会った彼女や結婚相手がライバルチームのファンだったということも珍しくない。そのため、よく観客席が映像で映されて、別々のチームのユニフォームを身にまとうカップルの存在も多く見られる。

 ロサンゼルスを本拠地とするエンゼルスとドジャースは同じ高速道路を利用して、それぞれの球場を行き来できる環境にある。高速道路の標識には、NORTH(北)にドジャースのロゴが、そしてSOUTH(南)にはエンゼルスのロゴが描かれていているところもあり、この2チームが街の至るところを彩っている。

 2015年にはシーズン開幕前の4月2日に開催される「フリーウェイ・シリーズ」に伴い、面白い取り組みが行われた。高速道路から見える広告看板を利用して、この対決を盛り上げた。その標識には「Is your MVP Red or Blue(あなたのMVPは赤を身にまとっていますか? それとも青ですか?)」という問いかけだ。

 その看板にはメジャーを代表する2人、エンゼルスのマイク・トラウト外野手、そしてドジャースのクレイトン・カーショー投手の顔写真も掲載されていた。南カルフォリニア州を代表する2チームのスターが両リーグのMVP賞を受賞したことから、ツイッターなどのソーシャルメディアでも盛り上がり、両チームが共同でマーケティング企画への取り組みを実行した。

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最終更新:5月31日(火)14時3分

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