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ホークス、8回2死から怒涛の6連打で逆転 工藤監督「すごいですね」

Full-Count 5月31日(火)23時31分配信

殊勲の同点打の松田「もう割り切りしかなかった」

 31日の交流戦初戦、中日戦(ヤフオクドーム)。試合は1-2と1点のビハインドのまま、すでに8回2死で走者なし。そこまでソフトバンク打線は、わずか2安打に抑えられていた。しかし、そこから怒涛の攻撃が始まる。

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 内川聖一があわやテラス弾というシングルヒット、続く長谷川勇也がライト前に転がせば、松田宣浩が三遊間を破る同点打。さらに中村晃が二塁手のグラブをかすめる逆転のセンター前ヒット。続く吉村裕基が左中間最深部へ2点タイムリー二塁打。高谷裕亮の内野安打までの6連打で一挙4点をあげた。試合後の工藤公康監督は、8回の猛攻について「すごいですね」と切り出した。

「内川くんが打って、長谷川くんも打った時にベンチの盛り上がりも良かった。そこで松田くんが自分のスイングでしっかり打ってくれたのが(同点の)ヒットにつながった。それまでボール球に手を出していたが、あの場面で自分のスイングができたのが良かったと思う」

 松田は「もう割り切りしかなかった。大事な場面で技術が勝つときもあるが、あそこは(勝ちたいという)思いが強い方が勝つと思った」と、8回の同点打を振り返る。さらに逆転打の中村は「来た球を全部振ろうと思っていた」と、空振りの後の2球目をしっかりと打ち返した。工藤監督は「7番は中村くんの粘り強いバッティングが生きるポジションだと思う。今日もいいところで打ってくれた」と、中村の殊勲打を称えた。

6月1日は初の9連勝に挑戦「壁っていうなよ。俺はプレッシャーに弱いんだ」

 9回は守護神・サファテがピシャリと締めて、来日通算150セーブを達成。さらに5月の月間12セーブはパ・リーグ新記録となった。

「1イニング安心して見ていられるし、いつ『いけるか?』と聞いても『大丈夫』と言ってくれるのはありがたい。(通算150セーブ)おめでとうございます」と、工藤監督も絶対的守護神に祝福の言葉を贈った。

 ソフトバンクは今季3度目の8連勝(2度目は1引き分けを挟む)を記録。6月1日に中日との2回戦で今季初の9連勝に挑むことになる。報道陣から「9連勝は3度目の挑戦ですが、なかなかその壁が破れませんね」という声が上がると、工藤監督は笑いながら答えた。

「おいおい、壁って言うなよ。8連勝していれば十分だろ。いつも言っているように、(カードに)勝ち越すことが目標なんだってば。そうやって(報道陣が)プレッシャーかけるから負けるんだよ。選手はプレッシャーに強いけど、俺はプレッシャーに弱いんだ」

 交流戦の初戦、プロ初登板初先発の小笠原慎之介に手を焼きながらも、敗色濃厚な試合を土壇場でひっくり返したソフトバンク。2年連続の交流戦勝率1位に向けて、劇的なスタートを切った。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

最終更新:5月31日(火)23時43分

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