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国連事務総長、大統領選に向け存在感示し「拡大解釈」に自制求める

ハンギョレ新聞 5月31日(火)7時6分配信

6日間、忠清・嶺南民心を注目させ 含み持たせたままニューヨークへ戻る

 
「何をすべきかは自分が一番よく知っている」
「大統領選に出馬しない」とは言わず
政界「民心の判断材料を持ち帰った」

 大統領選候補キャンプが組んだような6日間の過密な日程を終えた国連の潘基文(パンギムン)事務総長が残した最後の言葉は、「拡大解釈と推測は自制してほしい。当惑している」というものだった。金鍾泌(キムジョンピル)元首相を電撃訪問し、与党の支持基盤である慶尚北道地域を回ったあからさまな「政治的な動き」をめぐる議論を意識した発言だが、政界は「出馬の意志を明らかに示した6日間」と評価した。

 潘氏は30日、慶尚北道慶州(キョンジュ)市慶州和白コンベンションセンターで開かれた、第66回国連NGOコンファレンスの基調講演を行った後の記者会見で、「私の訪韓日程や活動に誤解がないことを望む」と語った。潘氏は「韓国での日程で、国連事務総長としての姿はあまり目立たず、個人としての潘基文に集中しているように見えたが」という取材陣の問いに、「国際的なイベントに出席し、主管するために来ただけで、如何なる個人的な目的や政治的イベントとも無関係だ。その過程で、寛勲クラブの非公開懇談会の内容が少し過大かつ拡大解釈され、増幅された側面があり、当惑している」と述べた。

 訪韓初日の25日、中堅ジャーナリストの集まり、寛勲クラブでの懇談会で「来年に韓国市民として何をすべきなのかをよく考えてから決める」とした発言が大統領選への出馬を強く示唆したものと解釈されたことを受け、鎮静化を図ったものだ。しかし、潘氏は「大統領選挙に出馬しない」と明言する代わりに「推測しないでほしい」と述べただけだった。「国連事務総長として有終の美を飾れるよう、見守っていただきたい」と語ったうえで「これから何をするかは自分が一番よく知っているし、自分が決定すべきだろう」と再び含みを持たせた。潘氏はこの日、仁川空港から米国のニューヨークに出国した。

 政界は潘氏の大統領選挙への出馬に向けた意志を「既成事実化」している。(今回の国会で)3期目を務めるセヌリ党のある議員は「潘事務総長は政治的な地方ツアーを通じて、大邱(テグ)・慶尚北道の民心などの判断材料を持ち帰った。国内に大きなアドバルーンを浮かべたまま帰った」と指摘した。セヌリ党のキム・ソンテ議員は、SBS放送のラジオ番組で「(潘事務総長も)党憲や党規に規定された正常的な手続きに基づき、大統領選候補になる道を歩むことが最も重要だ」として、「推戴ではない予備選挙」を強調した。

キム・ナムイル記者、慶州/キム・イルウ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:5月31日(火)7時6分

ハンギョレ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。