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県アンテナ店、売上3億3600万円 昨年度、旧店舗の3.2倍

北國新聞社 5月31日(火)3時10分配信

 東京・銀座にある県のアンテナショップ「いしかわ百万石物語・江戸本店」の2015年度の売上高は3億3600万円と、旧店舗が13年度に売り上げた1億500万円の3・2倍になったことが分かった。昨年3月の北陸新幹線開業で好調に推移し、富山県のアンテナ店「いきいき富山館」(有楽町)の2億5600万円を上回った。

 いしかわ百万石物語・江戸本店は14年10月に開業した。15年度の来店者数は13年度比7・0倍の33万1千人で、大型連休がある5月が3万2千人、開業1周年を迎えた10月が3万1千人、12月が2万9千人となった。

 月別の店内売上高は、12月が3600万円で最も多かった。菓子や水産加工品は年間を通して売れている。年末には酒、かぶらずしなど農産加工品の売り上げが特に伸びたという。1月が2700万円、8月が2600万円で続いた。

 一方、今年度に入ると、4月は売上高こそ昨年同期と同水準を維持したが、客足は落ち込んだ。ゴールデンウイークも1日平均の売上高が昨年を下回った。県は「開業2年目となる今年度は真価が問われる」(経営支援課の担当者)として、集客策をてこ入れする。

 今年度は首都圏でも認知度が高い「能登」「加賀」の広域単位でイベントを実施する。6月下旬から開催する能登のPRイベントでは、「能登ふるさと博」と連動し、菓子の限定販売などを計画している。

 中元、歳暮用にアンテナショップで扱う特産品のギフトセットもつくる。首都圏在住の県人会メンバーらにパンフレットを送付して利用を呼び掛ける予定だ。

 「いきいき富山館」は東京交通会館内の好立地が影響し、来館者数は過去最多の50万8千人で、石川を大きく上回った。富山県は6月4日、2店舗目のアンテナ店「日本橋とやま館」の開業も控えており、首都圏での攻勢を強めている。北陸では福井県も銀座と南青山にアンテナショップ2店舗を構えている。

 石川県の担当者は「北陸三県で競うべきところは競い、連携も大事にする。今年度も合同イベントを予定しており、互いに魅力を高め合いたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5月31日(火)3時10分

北國新聞社