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「コールドパーマ」跡に和菓子店 ひがし茶屋街、同級生が協力

北國新聞社 5月31日(火)3時10分配信

 「コールドパーマ」の看板で親しまれた金沢市のひがし茶屋街の美容室跡地に6月1日、和菓子店がオープンする。茶屋街で生まれ育った道端勝太さん(35)と和菓子職人の中島一(かず)さん(35)が、和菓子と日本酒をともに提供し、「ひがし」の新たな魅力を創出する。高校の同級生でもある2人は茶屋街の広見にこれまでになかった店を構えることで伝統ある街を盛り上げたいと意気込んでいる。

 店は、道端さんが代表を務める株式会社「東湯(ひがしゆ)」が運営し、中島さんが職人として腕を振るう。日替わりで中島さんの創作和菓子を並べるほか甘味に合う地酒もそろえ、新しい和菓子の楽しみ方を提案する。

 道端さんは2012年、同茶屋街の生家跡に店を構え、昼間はそば店、夜はジャズバーとして運営している。中島さんは金沢市兼六元町の老舗和菓子店「中島」4代目店主で、2人は星稜高の同級生だ。

 道端さんの父で、茶屋街の名物銭湯「東湯」を経営していた勝さんと、中島さんの父茂さんが親友だったこともあり、昨年、中島さんが道端さんの店を訪れ、交流が始まった。

 茂さんは5年前に亡くなり、中島さんは父から受け継いだ老舗の経営に悩んでいた。伝統を重んじる周囲の声や、収益が気に掛かり「思ったようにお菓子を作れず息苦しかった」。共感した道端さんは、中島さんに一職人として伸び伸びと菓子作りをしてほしいと考え、共同で事業を始めようと提案した。

 店名は中島さんの名前をとって「菓舗Kazu Nakashima」とする。兼六元町の店と並行し、茶屋街でも菓子を作る中島さんは「茶屋街で店を開くのはプレッシャーがあるけど、いい刺激にもなる」と意気込んだ。

 東山で育った道端さんは「茶屋街の伝統や文化を大切にしながら、新しい挑戦をしていきたい。茶屋街を愛する地元の人に認められるような商品を作りたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5月31日(火)3時10分

北國新聞社