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松山英樹が五輪出場回避の可能性も…どうする「チーム日本」?

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 6月1日(水)12時22分配信

リオデジャネイロ五輪開幕まで3カ月を切った今、あちこちから不穏なニュースが聞こえてきている。ロリー・マキロイ(北アイルランド)やダニー・ウィレット(イングランド)が、ジカ熱流行を懸念して「状況を注視している」と語ったのに続き、先週は150人の専門家たちがWHO(世界保健機関)に「リオ五輪を延期、または違う場所で開催すべき」という意見書を提出した。

【画像】今週大会には歴代優勝者として登場。松山専用車は優勝した年度入りのナンバー

これに対し、WHOは「(感染拡大を)著しく改善するものではない」と返答。世界的な感染拡大予防を主旨とした意見書の見解は却下したが、それで五輪出場選手たちの不安が和らいだわけではない。防疫が困難な屋外で行われる競技特性もあって、ゴルファーがそのリスク判断を個人で下すのは難しい。日本代表に選出される可能性の高い松山英樹も、「ギリギリにならないと分からない」と事態に頭を悩ませている一人だ。

普通の大会同様に個人の判断で出る、出ないと決められればもっと気は楽だろう。だが、オリンピックには国を代表して戦う名誉と責任があると、選手が感じざるを得ない雰囲気がある。112年ぶりに復帰する個人競技のゴルフといえども、簡単に“僕は行きません”で済まされる空気ではない。

今後は2週間おきに「全米オープン」「WGCブリヂストン招待」「全英オープン」「全米プロ」「リオ五輪」、そして米ツアーの年間王者を決めるプレーオフシリーズ4戦とビッグイベントが続いていく。ツアーメンバーとして、4大メジャーやWGC、プレーオフシリーズに重きを置くのは当然のこと。その合間に、どの程度のリスクを冒してオリンピックへ行くべきか?個人としての状況判断は難しい。

JGA(日本ゴルフ協会)のオリンピックゴルフ強化対策本部は、この状況にどんなサポートをすべきだろう? 「金メダルを狙える」(倉本昌弘強化委員長)と考えるなら、永田圭司本部長、山中博史統轄コーディネーター、倉本強化委員長、丸山茂樹ヘッドコーチらゴルフ五輪日本代表チームの力を結集する時が早くもやって来たと言えそうだ。

JOC(日本オリンピック委員会)からだけでなく、独自に情報を集め、危険度の判断をし、強化指定選手とのコミュニケーションを密にしながら五輪出場をサポートし、場合によっては派遣中止の判断、またリスクはリスクとしてしっかり選手に告げる必要もあるだろう。対策時間はもう限られている。

不毛な個人批判から選手を守り、面倒な部分を選手たちから少しでも減らすことで、無事に本戦でパフォーマンスを発揮できる可能性も高まるはずだし、2020年へと続く日本ゴルフ界のムーブメントも大きくなるだろう。個人競技のゴルフだが、今はチームジャパンとしての総合力が試されている。(オハイオ州ダブリン/今岡涼太)

最終更新:6月1日(水)18時38分

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。