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6月は株主総会集中月間! 議決権少なくても株主総会には出席すべき?

THE PAGE 6/6(月) 7:00配信

 6月は株主総会の季節です。最近では分散開催する傾向が強まっていますが、それでも6月の後半には、多くの会社が株主総会を開きます。株主総会は、一定の株数以上(単元株)を保有していれば誰でも参加し、会社の経営について質問したり、議決権を行使することができます。自分が持つわずかな数の議決権を行使したところで会社の経営が変わるわけではありませんが、それでも株主総会に参加することで多くを学べるでしょう。

所有株が少なくても、株主は会社のオーナー

 企業には様々な形態がありますが、上場している企業は、特殊なケースを除くとすべて株式会社となっており、株を買いさえすれば、誰でも自由に会社の所有者になることができます。株主は会社のオーナーということですから、取締役を雇い入れたり、会社の利益の一部を配当として受け取ることができる立場です。株主総会では、取締役の選任や決算、配当などについて所有者として議決権を行使することが可能です。

 多くの人は、従業員として会社に雇われた経験しかありませんから、会社の所有者というのがどのようなものなのかピンとこないかもしれません。しかし、ごく一部とはいえ、上場企業の株式を保有すれば、それは立派なオーナーです。総会に出席することで会社を所有することの意味を実感できるでしょう。

 

一度は足を運んでみたい!? 総会でないと味わえない臨場感も

 企業の業績が好調で、配当も十分に出している企業の総会は、いたってスムーズに進みます。株主にしてみれば、株価は上昇し、配当もたくさんもらえるわけですから、自分達が雇った経営者に対して文句があるはずはありません。すべての議案が賛成多数で可決され、拍手の中で総会が終了します。企業の中には、株主総会を株主と企業のコミュニケーションの場として捉え、総会が終わった後にイベントを開催するところもありますから、場合によっては、経営者と直接話ができる可能性もあります。

 一方、業績が著しく低迷している企業や、不正会計などのスキャンダルを抱えた企業の株主総会は、大きく荒れることになります。株主から次々と厳しい質問が出され、経営者はそれに必死になって回答しなければなりません。中には質問を一方的に打ち切ろうとする企業もあり、株主の怒号が飛び交うこともあります。こうした経営をめぐる生々しい臨場感は総会に出席しなければ体験できません。

 これまで株式投資をしたことがないという人の多くは、企業は株主のモノではないと考えているかもしれません。しかし、実際に自分のお金を企業に託し、総会に出席してみると、企業の経営にはいろいろな側面があることが分かってくると思います。また、これまで投資経験はあっても、総会には出席したことがないという人も、一度、会場に足を運んでみるとよいでしょう。今までとは少し違った視点で投資先の企業を眺めることができるかもしれません。


(The Capital Tribune Japan)

最終更新:6/6(月) 10:28

THE PAGE