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<速報>阪神、ドラ5青柳が怪投でプロ初先発初勝利!

THE PAGE 6月1日(水)21時32分配信

 阪神のドラフト5位のルーキー、青柳晃洋(22)が1日、koboスタ宮城で行われた交流戦の楽天戦でプロ初登板、初先発、5回を投げ3安打5奪三振5四死球1失点という快投ならぬ怪投でプロ初勝利を手にした。
 
 体を沈みこませてから横から投げる独特の変則投法でシュートとスライダーを駆使して楽天打線を翻弄。ただ、フォームが大きく、クイック投法ができないため、走者を出すと、4盗塁と走られまくり、3回には、2つの四球と茂木への死球で一死満塁の大ピンチを作った。だが、「バッターとの勝負しか考えていませんでした」と、集中。ウィラーを外のスライダーで三振、銀次にはシュートでボールを動かしてショートゴロ。得点を許さなかった。
 
 4回は二死二塁からオコエにプロ初打点となるタイムリーツーベースを打たれた。これが唯一の失点となったが、後続をピシャリ。5回も、また一死から茂木に中前打を打たれ、二死から盗塁も許したが、銀次にはバットの芯で打たせなかった。

 結局、5四死球、4盗塁と、毎回、得点圏に走者を背負ったが、粘り強い怪投で1失点に抑え、狩野の3ランなどで、もらったリードを守り勝利投手の権利を持ったまま5回110球でマウンドを2番手の安藤へ譲った。

 中継ぎが不安の阪神だが、6回の安藤から7回は高橋へとつなぎ、その高橋は、3-5と、2点差に詰め寄られたが、8回をドリス、9回を藤川の小刻みリレー。藤川は、二死一、三塁のピンチを迎えたが、なんとか踏ん張って、ルーキーへ嬉しいプロ初勝利をプレゼントした。

 青柳は、川崎工科高時代には、甲子園出場経験はなく、帝京大に進み、4年の秋に6勝3敗、防御率、1.66の成績でベストナインに輝き、阪神は、その変則投法に目をつけ、ワンポイントで通用する即戦力としてドラフト5位で獲得した。ファームでは11試合に25回3分の2を投げて2勝1敗、防御率、2.81の数字を残し、先発予定だった横山の故障発覚、2軍落ちというチームの緊急事態に「超変革」のチーム方針の追い風にも乗って青柳が1軍抜擢を受けた。青柳は、昨日、先発を告げられたというが、「準備はつねにしてたんで、気持ちの整理だけして落ち着いてマウンドにあがりました」という。

 試合後、敵地でヒーローインタビューに指名された青柳は、「最高です!」と興奮気味に声を張り上げた。
「四死球が多かったですが、次につながるピッチングはできたと思いました。(打たれた)安打が少なかったし、ゾーンで勝負できたのがよかったと思います」

 ウイニングボールをどうしますか?と質問された青柳は、後ろポケットから、その記念ボールを取り出して「母親にプレゼントしたいと思います」と、答えた。母は大の阪神ファン。両親と兄は、急遽、仙台まで応援にかけつけていたそうだ。
 あくまでも緊急登板で、クイックができないなど、多くの問題点をさらけだしたため、次回の先発登板は未定だが、「次は、今日より、いいピッチングをしたいと思います」と気を引き締めていた。

最終更新:6月1日(水)22時11分

THE PAGE

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