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タイに県産モモ20トン 知事、現地で関係者と合意

福島民報 6月1日(水)10時17分配信

【タイ・バンコクで後藤裕章記者】タイを訪問している内堀雅雄福島県知事は31日、首都バンコクで現地の百貨店グループ関係者らと会談し今夏、タイへ福島県産モモ20トンを輸出することで合意した。今回の取引を東南アジア各国での県産農産物の販売拡大につなげ、東京電力福島第一原発事故による根強い風評の払拭(ふっしょく)を目指す。
 内堀知事はバンコクのホテルで、タイ国内で百貨店を経営する「ザ・モールグループ」(本社・バンコク)、輸出事業者「アライドコーポレーション」(本社・横浜市)の役員と会談した。今夏、県内で収穫するモモ20トンを鮮度を保ち低コストで運ぶ最新型コンテナによって海上輸送することで一致した。
 モールグループなどの約60店で販売する予定だ。
 原発事故の影響で、東南アジアの11カ国中4カ国で県産品の輸入停止や放射性物質検査の証明書提出といった措置が続いている。内堀知事は同行した報道陣に、「まずタイで県産農産物の安全を広め、東南アジアの他国にも輸出を広げていきたい」と述べた。

■県産品 好評

 バンコクの日本大使公邸で県主催の観光交流会が開かれ、県産農産物を使った料理や日本酒が振る舞われた。
 タイの旅行業者や流通・飲食業者ら約150人が参加した。内堀雅雄知事は「交流会をきっかけに足を運んでもらい、福島を好きになってほしい」とあいさつした。ブロッコリーとトマトのサラダ、アスパラガスのバター炒め、シイタケとナメコの天ぷら、打ちたてのそばなどが提供された。「みずみずしくておいしい」と好評だった。

福島民報社

最終更新:6月1日(水)11時43分

福島民報