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朴大統領のアフリカ歴訪終了 北朝鮮問題などで成果

聯合ニュース 6月1日(水)14時22分配信

【ナイロビ聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が1日(現地時間)、ケニア国賓訪問を最後にエチオピア、ウガンダ、ケニアの3カ国歴訪を終えた。朝鮮半島周辺国、欧州、東南アジア、中東、中南米に続きアフリカを大統領として初訪問したことで、外交のネットワークを完成させたことになる。

 韓国の新たな開発協力事業の推進と経済協力の拡大でアフリカとの関係を強化する一方、北朝鮮と北朝鮮核問題に対する協力を取り付けた。

◇北朝鮮のネットワークを遮断

 朴大統領は3カ国それぞれから北朝鮮・北朝鮮核問題で積極的な協調を引き出し、北朝鮮がアフリカに持つネットワークを断つ成果を挙げたと評価される。

 中でも北朝鮮と長らく友好関係にあったウガンダが韓国との首脳会談を機に、北朝鮮と安保・軍事・警察協力を中断すると宣言し北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議を履行する方針を示したことは、北朝鮮への圧力を強める上で大きな意味を持つ。北朝鮮にとってウガンダは東アフリカの拠点で、アフリカのネットワークを活用し国連の制裁を回避した可能性があると指摘されていたからだ。

 アフリカ連合(AU)本部が置かれるエチオピアも、北朝鮮・北朝鮮核問題に対する国際的な協調に賛同する意向をあらためて示した。ケニアも北朝鮮の核実験と長距離弾道ミサイル発射を非難し、安保理決議を履行する意思を明らかにした。

◇新たな開発協力

 韓国政府は新たな開発協力事業「コリアエイド」を3カ国それぞれで発足させた。車で移動しながら診療サービスや食事を提供し、韓国文化に関する映像も視聴できるようにするプロジェクトで、韓国とアフリカの関係強化に役立つと予想される。

 また、ウガンダでは韓国の農村改革運動「セマウル運動」を伝えるための指導者教育施設をアフリカで初めて開設した。アフリカ諸国はセマウル運動への関心が高く、この施設は韓国とアフリカの農業協力の拡大に結びつくと期待される。

◇経済分野で覚書76件

 朴大統領のアフリカ歴訪には大規模な経済使節団も同行した。青瓦台(大統領府)によると、経済分野で計76件の了解覚書(MOU)が結ばれた。特にウガンダでは石油精製プラント事業を含め28億ドル(約3100億円)相当の事業を受注する基盤ができた。

 エチオピアには大規模な韓国繊維団地が造成される。ケニアも韓国式の産業団地の造成を推進する。

 青瓦台は、韓国産業界のアフリカ進出が本格化するだけでなく、現地に造成される産業団地が米国、欧州進出の拠点確保になると見込んだ。

最終更新:6月1日(水)14時22分

聯合ニュース