ここから本文です

5度目も魅せる!西島秀俊×香川照之の最新タッグ『クリーピー』

dmenu映画 6月1日(水)15時0分配信

6月18日に公開される『クリーピー 偽りの隣人』で、主演を務める西島秀俊と香川照之が実に5度目となる共演を果たします。人気、実力ともにトップクラスで、共に名作を生み出してきたふたりがぶつかり合う最新作では、どんな名演が見られるのでしょうか? 一緒に過去の共演作もおさらいしましょう。

“犯罪心理学者”VS“不気味な隣人”

『クリーピー 偽りの隣人』で西島が演じるのは、刑事から犯罪心理学者に転身した高倉という男。未解決の一家失踪事件を分析しています。事件解決への進展が見込めない中、妻と共に引っ越しをした高倉。引っ越した先で隣に住んでいたのは、香川が演じる薄気味悪い主人と病弱な妻、そして中学生の娘がいる3人暮らしの一家・西野家でした。高倉が未解決の一家失踪事件と西野家の不可解な関係に気づいたとき、既に高倉の妻・康子の身には危険が……。

香川演じる西野の奇行は、身近に潜む不気味さだけではない、得体の知れない悪意を醸し出します。それに翻弄され、本来なら安心できるはずの家でだんだん不安に包まれていく西島の表情も出色。ふたりによって炙りだされる深い闇と恐怖は、公開に先立って出品されたベルリン国際映画祭で喝采を浴びました。

敵対関係から親子まで、変幻自在なふたりの共演

いまや日本映画界になくてはならないふたりですが、2012年放送のドラマ『ダブルフェイス』以降、何度も顔を合わせることに。

1.西島編、香川編の構成に分かれた『ダブルフェイス』
同作では、潜入捜査官としてヤクザ組織に潜む警官を西島が演じ、エリート警察官として警察組織に属するヤクザの潜入員を香川が演じました。当人たちにしか共有できないであろう、二重に絡み合った立場の苦しみや哀れみは、見ている者を切なくさせました。

2.公安と刑事の枠を超えて…『MOZU』
映画版も作られたドラマ『MOZU』では、愛する妻子の死に疑問を抱く警察公安部のエースを西島が演じ、香川は共に真相を追い求める警部補を演じました。仲間でありながらも対立し、時には互いに銃口を向け合いながらも、良心を失わなかった2人。深い所で結ばれた絆を好演しました。

3.親子役が話題に『流星ワゴン』
何よりも妻と息子を大切にし、真面目に生きてきたが妻子の心の間を見過ごしたことで家庭が破綻し、人生に絶望している息子を西島、破天荒で血気が盛んな末期癌を患った父親を香川が演じています。不思議なワゴン車に乗り込むと、タイムスリップし、自分の人生をやり直せるというファンタジーが入り混じったストーリー。お互いを否定してまで本音をぶつけ合うこともありますが、過去にさかのぼり、お互いの誤解が解いていくことによって、幸せを取り戻していきます。

最新作『クリーピー 偽りの隣人』では、表面的な敵対どころではない闇と恐怖が描かれています。年齢を重ねてますます演技に磨きがかかる2人の最新タッグ、期待大です!!

(文/岩木理恵@HEW)

最終更新:6月1日(水)15時0分

dmenu映画