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出荷額2695億で過去2番目 長田野工業団地

両丹日日新聞 6月1日(水)8時0分配信

下請け発注の多くは京阪神

 京都府福知山市にある長田野工業団地の15年度年間製造出荷額が、前年度比2%増の2695億9378万3千円で過去2番目の多さになった。従業員数は6323人で前年度から1%減ったものの、過去3番目に多い人数になっている。工業団地に立地する41社でつくる長田野工業センターの通常総会で報告された。

 出荷額は、利便施設と工場建設中の会社を除いた38社の合計で出した。企業別内訳は、10億円未満5社、10億円~49億円が16社、50億円~99億円が7社、100億円以上が10社。1社平均は71億円。

 下請け発注の状況は、発注企業数は24社(社内下請けを含む)で、製造加工が87億7千万円、修理が17億9千円。うち福知山市内への発注は製造、加工とも20%程度で、ほとんどが京阪神に集中している。

 地元発注できない理由は、製造加工、修理ともに「従来から決まった取引先がある」が50%以上を占め、「地元で要望に応えられる企業がない」が製造加工で19%、修理で12%などとなった。

 資材の購入も、131億4千万円のうち福知山市内からは9億4千万円にとどまっている。

 従業員数(4月1日現在)の内訳は、正社員が3754人で59%、パートが696人で11%、派遣社員が350人で6%、構内協力会社が1523人で24%。

 新卒者採用は22社の93人(大卒35人、短大・高専卒2人、高卒56人)で前年同期からは11人減った。新卒者以外の採用は242人、一方で退職が263人だった。

 従業員(パート、派遣、協力会社を含む)が最も多いのはGSユアサの1023人で、エスペック417人、一般社団法人日本血液製剤機構395人、SECカーボン383人が続く。

 従業員の居住地は、福知山市が80%の5061人。次いで綾部市が9%の548人、兵庫県が6%の389人、舞鶴市が2%の130人など。

足元はまだまだ厳しい経営環境

 福知山市篠尾新町のサンプラザ万助で開かれた長田野工業センターの総会であいさつに立った田晴重理事長は「年間製造出荷額は前々期を若干上回っているが、足元はまだまだ厳しい」と総括。「政府には企業が事業拡大できる環境整備をお願いしたい。長田野工業団地が理想のインダストリアルパークとして発展することを期待したい」と述べた。

両丹日日新聞社

最終更新:6月1日(水)8時0分

両丹日日新聞