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ギタリスト・TAKUYAが見据える「福岡をアジアの音楽ハブに」スタジオ建設計画の現在地

SENSORS 6月1日(水)14時0分配信

昨年のSlush Asiaで、元JUDY AND MARY ギタリスト・TAKUYA氏によりプレゼンテーションされた、「福岡に、アジアの音楽市場のハブとなるようなスタジオを建設する」という計画。TAKUYA氏に、プレゼン後一年経った今、最新の状況を伺った。(画像提供:TAKUYA)

福岡に注目した理由は「周波数」「アジアへの近さ」「ラーメン屋」

まず「アジアの音楽市場のハブ」を日本に作るにあたり、福岡に着目した理由とは。TAKUYA氏が注目したのは「周波数」「アジアへの近さ」「ラーメン屋」の三点だった。

「周波数」は、日本国内における東日本と西日本の周波数の違いだ。東日本が50Hz、西日本が60Hz。この差は楽器の音の出方に実は大きな影響があるという。
「アジアへの近さ」は、福岡を中心にすると東京・上海・ソウルなど様々な都市がおおよそ1,000km圏内という、アジア各都市への移動が日本の都市の中でも容易と言える都市であること。さらに福岡は市街地から空港へのアクセスが良い(10分程度)という点もある。
「ラーメン屋」は、夜遅くまで作業をすることが多いミュージシャンが夜にご飯を食べるとなると、自ずと遅くまで開いているラーメン屋になりがち。そんな中でラーメンが盛んな街という点も、実は大きな要素になるそうだ。

そもそも、日本国内にそういった拠点を作ろうと考えた背景には、TAKUYA氏も視察を重ねる中で強く感じているというアジア、特に中国などでの音楽熱の高まりがあるという。そんな中で、音楽ビジネスの途上国においては機械を揃えてもスタッフが使いこなせない・教える人がいないというシチュエーションも多いそうだ。
一方日本国内では、都内のレコーディングスタジオなどの施設が徐々になくなり、東京で長年活躍してきた音楽関係者が活躍する場を作っていくべきだという点も課題意識としてあったという。また、若手にとっても東京一極集中は、コストの高さが障壁となってしまう。 そうした国内外の課題を解決すべく、アジアに近い福岡でハブとなるスタジオをつくるというのが今回の計画だ。

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最終更新:6月3日(金)15時23分

SENSORS