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ブンブンサテライツ活動終了 最後の曲のMVには川島さんの娘も出演

BuzzFeed Japan 6月1日(水)17時41分配信

ロックユニット「ブンブンサテライツ」が5月31日、ブログで6月22日に発売されるEP「LAY YOUR HANDS ON ME」がユニットとしての最後の作品になると発表しました。ユニットでベース&プログラミングを担当する中野雅之さんがブログで「理由は川島道行さんの脳腫瘍による麻痺などの後遺症です」と明かしました。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】

ボーカル、ギターを担当する川島さんはベルギーのレーベルからデビューを果たした1997年に脳腫瘍を発症。以後はこの病気と闘い続けました。

放射線治療を受けながら、昨年の夏の音楽フェスへは出演していた川島さんですが、8月末に5度目の脳腫瘍を発症。11月に行われるワンマンライブをもってライブ活動を休止すると発表していましたが、そのライブも10月に川島さんの体調を考慮し中止となっていました。

ライブ活動ができなくなった後も、ブンブンサテライツは音楽活動を続けます。その結晶が今月発売される「LAY YOUR HANDS ON ME」。川島さんは歌うことにも限界がきていて、ボーカルは昨年末に録音。その声をもとに中野さんが楽曲へと仕上げました。

「LAY YOUR HANDS ON ME」に収められているのは表題曲も含めて4曲。ですが中野さんは「まるでこのバンドの生涯を22分で描ききったような壮大で美しい作品に仕上がったと思います」とスケール感のある作品だとコメントしており、この日もブログで「ひと足早く聴いてくれた人達は一様にこの作品を『アルバム』と呼んでくれます。実際、川島はアルバムを作りたがっていました。『遂に10枚目のアルバムが完成した』と、僕は言い切ってしまおうと思います。バンド史を締め括るのに相応しい作品です」とユニットにとって新作はユニットにとって”10枚目”のアルバムであるとつづりました。

新曲発売に合わせ、ユニットはタワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスターにも登場し、次のメッセージが添えられました。

音楽を奏でる事。
聴いてくれる人を感じて、繋がろうとして、もがいていたのでした。
いつも聴いてくれてありがとう。繋がってくれてありがとう。
僕達は幸せ者です。

音楽を通したファンとの繋がりへの感謝が述べられています。

新作の表題曲「LAY YOUR HANDS ON ME」はアニメ「キズナイーバー」のオープニング曲にも起用されています。アニメは互いの痛みを共有することになった少年少女たちを描いた群像劇で、人との繋がりが題材となっています。

中野さんは、川島さんの現在について「ミュージシャンとしての役割を終えて」家族(奥さんは女優の須藤理彩さん)とともに穏やかな毎日を過ごしていると明かしました。

「言葉はゆっくりですが話せます。手足は不自由になってきて車椅子を使う機会も増えました。正確な意思の疎通が難しいので、今彼が何を考えて何を思って毎日を過ごしているのか、僕でも少し理解しきれない時があります。しかし、この作品を作りきった充実感や達成感は感じていると思います。僕には本当に燃え尽きてしまった抜け殻のようにも見えます。『お疲れ様!』と声をかけてあげて欲しい」(ブログより)

ブンブンサテライツ最後の作品「LAY YOUR HANDS ON ME」を日本語に訳とこうなります。

1990年の結成から続いてきた川島さんと中野さんの旅を締めくくるナンバーは、空へ抜けるような爽快感と高揚感にあふれています。ミュージックビデオに登場するかわいらしい女の子は、川島さんの娘さん。その笑顔が、川島さんと中野さん家族、そしてファンとの繋がりを感じるこの曲に、未来への希望という彩りを与えています。

最終更新:6月1日(水)17時41分

BuzzFeed Japan