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首都高、与野JCTから上尾まで延伸 区間内に大宮、宮前南IC開設

埼玉新聞 6月1日(水)6時0分配信

 国土交通省は本年度から、埼玉県さいたま市中央区の首都高速道路・与野ジャンクション(JCT)から鴻巣市箕田までを結ぶ構想の自動車専用道路「新大宮上尾道路」(延長25・1キロ)の一部区間の事業に着手する。一部区間は与野JCTから上尾市堤崎の上尾南インターチェンジ(IC=仮称)までの8キロ。開通すれば、首都高から国道17号新大宮バイパスに降りずに上尾方面に向かうことができ、周辺道路の大幅な渋滞緩和や経済効果が期待できそうだ。約2千億円を投じ、2026年度の完成を目指す。

 計画では、国道17号新大宮バイパスと同バイパスに接続する上尾道路の上に高架構造の4車線の自動車専用道路を整備する。区間内には大宮ICや宮前南IC(ともに仮称)などのICも開設される予定だ。

 同省によると、新大宮バイパスは渋滞が激しく、1日約8万1千台が通行。平日朝の車両の速度は平均10・6キロで、10年から13年の4年間で578件の死傷事故が発生している。そのうち渋滞が原因とみられる追突事故が349件と約6割を占めている。

 「新大宮上尾道路」が開通すれば、通行量は1日平均約3万4200~約4万1100台と見込んでおり、新大宮バイパスの通行量は半分程度減少する見通し。大幅な渋滞緩和につながる。

 さいたま市とともに国に事業化を要望してきた上田清司知事は「国道17号と17号バイパスの渋滞が緩和され、(移動)時間が読めるようになる。県の主要都市を通るという点で、県経済の活性化と交通渋滞の緩和に抜群の効果がある」と期待を込める。

 構想では、上尾市堤崎から圏央道・桶川北本ICを通じ、さらに鴻巣市箕田まで延ばす計画。首都高が圏央道とつながれば、関越道や東北道から、さいたま新都心―都内への移動時間も短縮される見通し。

 昨年、県内区間が全線開通した圏央道周辺では企業進出が活発になっている。上田知事は「(新大宮上尾道路の整備により)企業立地の優位性がさらに高まる」と、経済波及効果にも期待を寄せている。

最終更新:6月1日(水)19時4分

埼玉新聞