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<埼玉県展>力作2055点一堂に 開幕で大勢の美術愛好家が集まる

埼玉新聞 6月1日(水)10時30分配信

 第66回埼玉県美術展覧会(県展)=県、県教委、県美術家協会、県芸術文化祭実行委員会、埼玉新聞社など協賛=が5月31日、さいたま市浦和区の県立近代美術館で始まった。日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門の入賞・入選作品2055点を展示している。県内芸術の“結晶”ともいえる県展に、大勢の美術愛好家らが集まった。会期は22日まで(月曜休館)入場無料。

 県展は県民の文化の向上を目的に毎年開催されている。プロ、アマチュア問わず、県内在住、在学、在勤の15歳以上(中学生除く)が応募できる。今回は3431人から4千点を超える応募があった。自治体主催の公募美術展としては全国トップクラスの規模。出品者は60代、70代が圧倒的に多いが、最近は高校生の活躍も目立つ。

 美術館の地下1階から2階までを使った会場には、写真や日本画、工芸など力作がずらり。展示が656点と最多の洋画。会場は印象派を思わせる女性像、写実的な風景、真っ赤な花束などさまざまな作風のカラフルな作品で埋め尽くされていた。県知事賞に輝いた関恭子さん(川越市)の「黒南風I(くろはえいち)」(洋画)は暗く寂しい風景の中に希望を感じさせる作品となっている。

 書部門は入選率60・3%で353点を展示。審査主任の吉澤翠亭さんは「書は文字を素材とする芸術。字の造形美、余白の美しさ、墨の色などを見てほしい」と見どころを説明。川口市の村川誠司さん(78)は「知人が出品しており県展には30回以上来ている。彫刻部門は若い人のエネルギーを感じる作品が多かった」と話した。

最終更新:6月1日(水)10時30分

埼玉新聞