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まるでSF兵器。ゴツい「ドローン撃墜システム」を米空港がテストへ

sorae.jp 6月1日(水)18時10分配信

この機関砲のようないかめしい装置。これは飛行機を狙う兵器などではなく、「ドローンの撃墜システム」なんです。アメリカの連邦航空局は、いくつかの空港にてこのドローンの撃墜システムをテストする予定です。
 
Anti-UAV Defense System (AUDS)と呼ばれるこのドローン撃墜システムは、複数の英国企業によって開発されました。AUDSはまず、10km以内のドローンをレーダーで察知。そしてドローンが進入する方向に飛行していればその軌道を赤外線/可視光カメラで捉え、4ワットの指向性ビーム(電波)を掃射しドローンの動きを止めます。まさに、本気でドローンの侵入を防ぐためのシステムです。
 
これらの一連の動作は8~15秒で完了します。さらに、ドローンを一時的に停止させてドローン操縦者に飛行禁止区域への侵入を教え、強制的に着陸させることも可能です。また、ドローンの操縦者の痕跡に関する情報を記録することもできます。AUDSはすでに400時間以上もテストされており、今後は空港へと採用されることが期待されています。
 
ドローンは本体が小型で敏捷性が高いことから、捕獲することが難しくまた犯罪目的への利用が危惧されています。これまでもドローンやバズーカーによる網の射出、それに鷹によるドローンの捕獲システムが考慮されてきましたが、今回のような電波によるドローン撃墜システムはより効率的にドローンの動きを止めることができます。
 
すでに、連邦航空局には月に100件以上のドローンによる空港や航空機への接近報告が寄せられているそうです。将来的なドローンによる大事故を防ぐためにも、今後なんらかのドローン撃墜システムの導入は必須となるでしょう。

最終更新:6月1日(水)18時10分

sorae.jp