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巨額の税金かけ廃業する京畿道の「英語村」 

ハンギョレ新聞 6月1日(水)23時27分配信

1700億ウォンをかけ数百億ウォンの赤字
安山は4年前に廃業…坡州では機関変更
楊平英語村は今年末に決定される見込み

 国内で英語村の人気を導いた京畿道の英語村が廃業手続きに入った。12年間累積された運営赤字に加え、オンラインなど英語教育環境の変化に対応できなかったのが主な理由だ。

 28日、京畿道と教育部など4機関が「坡州(パジュ)英語村」を創意的人材養成機関に変える協約を結んだ。京畿道は「直ちに英語村プログラムがなくなるわけではない」と説明したが、ナム・ギョンピル道知事は「(英語村)の廃止が目指す」と明らかにした。

 これに先立つ11日に開かれた京畿道議会本会議で、クォン・ミナ議員(セヌリ党、龍仁4)が経営合理化の対象になった京畿英語村の統廃合を行うのか正すと、ナム知事は「公共の領域で英語教育のためこれほど大きな機関を運営するのが、今の時代に合っているだろうか」と問い返し、「私はそうでないと思う」と明言した。

 京畿英語村は2002年、当時の新韓国党に所属していたソン・ハクキュ京畿道知事の代表的な公約だった。京畿道は2004年に85億ウォン(現レートで1円は約10ウォン、以下同)余りをかけ、キャンプ型の安山(アンサン)英語村をオープンさせたのをはじめ、2006年4月に990億ウォン余りをかけて27万8000平方メートル規模の坡州英語村、2006年4月に676億ウォンを投じて楊平(ヤンピョン)英語村をオープンさせた。

 外国に行かなくても英語村に短期間滞在して体験型英語教育を受けれるとあって、全国に英語村が22ヵ所作られるほど人気を集めた。最初の頃は英語村の予約をするのに何週間も待たねばならないほどだった。こうした人気に勢いづけられた京畿道は、当時「英語を第2公用語として検討すべきだ」と公言するほどだった。

 だが10年先も予測できなかった英語村の政策は、それ以降、京畿道で厄介者扱いされるようになる。2012年、京畿英語村安山キャンプがオープンしてから8年で、初年度の118億ウォンに加え毎年数十億ウォンの赤字を出した末に廃業した。2008年にオープンしSDA三育学院に委託された楊平英語村は、委託期間終了日の12月2日以降、その運命が決まる。

 経営悪化の理由はどこにあるのか。京畿道の関係者は「オンラインや私教育を通じて十分に英語教育が可能になり、英語体験教育をしなければならない重要さが薄れ、今は未来の創意知性的な教育の必要性が増している」と説明するが、赤字が主な理由だった。

 京畿道が英語村の3カ所造成に使った資金は1751億ウォン。京畿道は坡州英語村だけで2008年から昨年まで毎年14億ウォンから63億ウォン、計219億ウォンの累積赤字を記録し、赤字を埋めるため254億ウォンを出すほど財政負担も大きかった。

 京畿道議会のパク・オクブン議員(共に民主党、比例代表)は「京畿道が自治体教育需要と効果、財政条件を無視したまま2千億ウォン前後のお金を英語村に出して自画自賛してきたというのに、政策が失敗すると責任を負う人もなくうやむやに済ませようとしている」と話した。

水原/ホン・ヨンドク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:6月1日(水)23時27分

ハンギョレ新聞