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スカイツリーで出張宣伝 能登協力隊・中村さん、1人で切り盛り

北國新聞社 6月1日(水)3時2分配信

 能登町で地域おこし協力隊員として活動する中村莉(り)光(こう)さん(22)=大阪府枚方市出身=は3日から1週間、東京スカイツリーで、外国人観光客向けの町PRブースを出展する。特技の英会話を生かして1人でブースを切り盛りし、能登に移住した後に撮りためた里山里海や祭りの写真を持参して手作り感ある演出で能登の魅力を売り込む。

 中村さんは、昨年7月に能登町に移住し、地域活性化に携わる地域おこし協力隊員となった。町のイベントや出向宣伝の手伝い、情報発信に取り組んでいる。

 インドネシア人の母を持つ中村さんは、幼少期から家庭で英語を用い、英会話で町の活性化に一役買いたいと考えていた。能登町では農家民宿群「春蘭(しゅんらん)の里」を中心に外国人観光客が増えていることから、外国人向けの誘客事業に自ら取り組むことを決めた。

 中村さんは、東京スカイツリーに、全国の自治体が1週間無料で観光ブースを出展できるコーナーがあることを知り、準備を進めてきた。ブースでは町のPR動画や英語表記の観光パンフレット、豊かな自然を捉えた写真を使い、外国人に能登の魅力を伝える。

 県によると、現在、県内には約30人の地域おこし協力隊員がいるが「1人で東京に出張宣伝するようなケースは聞いたことがない」(地域振興課)という。

 中村さんは3年間の任期終了後も能登で外国人観光客の受け入れ事業や体制作りに携わりたいと意気込んでおり、「日本の原風景が残る能登の自然や文化を発信したい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6月1日(水)3時2分

北國新聞社